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イースターサンデー。
朝起きて外を見たら一面うっすら雪が積もっていた。 庭にチョコエッグを隠すつもりだったが、これでは私の足跡が残ってしまう。とりあえず、テラスの植木鉢の中に隠した。 にこちゃんが起きてきて、早速庭に出て卵探し。 でも、全く見つけられない。 そこで、にこちゃんが庭の奥のほうを探している間に、植木鉢の中のチョコエッグとウサギの形のグミが入った袋を目立つところに置いた。 ようやくにこちゃんの目に付き、卵探しは終了。 恵子と賢浩はもうそういうことには興味ないのか、起きてくる気配もなかった。 恵子は、ベルリンで、私たちそれぞれへのお土産を買ってきてくれていた。私と夫にはそのまま手渡ししてくれたが、にこちゃんと賢浩へのお土産は、居間に隠して、それぞれ探させるようにした。ところがにこちゃんは全然見つけられず、最後には泣き出してしまった。せっかくお土産を買ってきたのに、礼を言われるどころか、泣きながら文句を言われてしまって、恵子も「そんなこと言うなら、今度から、買って来ないよー」とあきれていた。 午後からは、お客様。 友人夫婦が来てくれた。 私の友達の旦那さんは、ピアノメーカーでグランドピアノを作っている。彼のつてで、そのメーカーのピアノ(アップライト)を買ったのだが、新しいピアノは音が不安定だから、ということで、買ってから3ヶ月しかたっていないが、調律に来てくれた。 新しいピアノというのは、音が不安定なので、ヤマハなどの大きなメーカーは、作ってからしばらく倉庫に寝かせて、音が安定してから出荷するそうだ。地元のメーカーは在庫を寝かせておく余裕がない、と言っていた。 私は、ピアノを調律するのを初めてみたが、なかなか興味深かった。 調律には2時間ぐらいかかった。 普通、弦に重力がかかるので、音は下がっていくらしいのだが、我が家のピアノの音は、上がっていたそうだ。湿気が関係しているのだろう、と言っていた。でも、私には微妙な音の狂いは全くわからない。 私は、このピアノをすごく気に入っていて、いい買い物をしたなーと思っている。旦那さんも、「うちのメーカーのピアノは、音には自信があります。」と胸を張っていた。彼は本当にピアノが大好きで、「とにかく、いい音で弾いてほしい。」といって、恵子がイースター休み中にいい音でピアノを弾けるようにと、わざわざ今日、うちに来てくれた。 ピアノ業界は、現在、スタインウェイとヤマハが2大メーカーなのだそうだ。 3大ピアノというと、ベヒシュタイン・ベーゼンドルファー・スタインウェイ と言われていたが、ベヒシュタインは、経営戦略に走りすぎて、品質に蔭りが見えるし、ベーゼンドルファーは、ヤマハに買収され、いまや、スタインウェイとヤマハの時代だ、と教えてもらった。 地元の学校では、ギムナジウムでも、音楽学校でも、地元メーカーのピアノを使っている。でも、隣町にある音楽大学では、なかなか地元といえども、簡単には買ってもらえないそうだ。スタインウェイは、値段が高くても売れる。ヤマハは、ものすごく値引きをするのだそうだ。地元メーカーは、弾きやすさでは、スタインウェイに、価格ではヤマハに太刀打ちできない、と嘆いていた。 スタインウェイのピアノは、ミスタッチが目立ちにくく、軽く弾いても大きな音が出るので、ピアニストからの支持も高いそうだ。 かなり専門的な話をたくさんしてくれた。 どうやって調律するのかも詳しく説明してくれた。 日本語だから、会話につまることはないが、残念ながら、私にはかなり難しい話で、半分程度しか理解が出来なかった。 ピアノが我が家に来て、まだ3ヶ月ほどしかたっていないのだけど、いまでは、ピアノのない暮らしが想像できない。 にこちゃんも、イースターだから、ということで、「ウサギのワルツ」という曲を一生懸命練習して、恵子が伴奏をつけて、上手に弾くことができるようになった。 ピアノは、確実に、我が家になくてはならないものの一つになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年04月01日 13時47分33秒
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