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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2013年09月27日
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カテゴリ:子供
昨日、にこちゃんのピアノのレッスンの3回目があった。
時間的に、学校が終わってすぐに行かなければ間に合わない。
お昼ごはんを食べる時間もないし、学校で何があったか聞く時間もない。
体力的にも精神的にもちょっときついスケジュールではある。
そのせいか、なんとなくピアノのレッスンで覇気がないなーと感じる。
まだ、先生やレッスンの環境に慣れていないということもあるのだろう。

昨日は、まず、前回出された宿題のチェック。
ト音記号をうちで練習してくる宿題があった。ニコチャンは、50個ぐらい五線紙のうえに書いていった。先生は、「最初は斜めになっていたりするのもあるけど、おしまいのほうは、まっすぐで上手だね。」と褒めてくれた。

次は、バッハのMusetteという曲。
先日、テレビを見ていたら、8歳の男の子がモーツアルトを上手に弾いていた。それを見たニコチャンは、「ニコチャンも、バッハだったら弾けるよ。」といって、すぐに、ピアノを弾き始めた。ニコチャンのバッハは、簡単にアレンジされている曲で、8歳の子が弾いたモーツアルトとはレベルが全く違うのだけど、有名な作曲家の曲ということだけで、自分のピアノが上手になった気分になれるのかもしれない。
賢浩がアメリカでお土産に買ってきてくれた歴代大統領の顔写真つきペンケースを持ってきて、「この中で、バッハはどれ?」とニコチャンが質問した。バッハは有名だけど、大統領じゃないし、そもそもアメリカ人じゃない、と説明した。「バッハってもう死んじゃったの?」と聞かれた。
「そうだよ。昔の人なんだよ。」といったら、「恐竜とどっちが先に死んだの?」とだんだん話が脱線していく。ニコチャンの「有名人」とか「昔」というワードの認識は、その程度だということ。

続いて、凧揚げの歌。これは、ドレミファソ の音階だけしか使わないのだが、先生は「指の番号はそのままで、C(ド)をD(レ)に替えて弾いてみよう。」と指示した。ハ長調をニ長調にかえるということなのだが、そうすると、シャープも出てくる。ニコちゃんは、かなり混乱していた。Dからはじめても、同じように弾けるということを教えたかったのかもしれないが、この時点で、そういうことをニコちゃんにさせる意図が私にはわからなかった。

宿題の最後は、オウムの歌。
この曲では、四分音符のスタッカートがたくさん出てくるのだが、ニコチャンは、スッタカートとでないところでも、スッターカート気味。とにかく、鍵盤をものすごく叩くように弾く。そこまで指をジャンプさせなくても・・・といえでも何度も注意しているのだが、どうしても、上から指をたたきつける感じになる。先生もそのことを注意した。ピアノは大きな楽器なので、音を出すためにどうしても強くたたこうとするのは、小さい子にはよくあることだ、とも言っていた。

今回は、前回習った「C」(ド)と「G」(ソ)のほかに、「E」(ミ)を習った。
今までは、左手は「C」と「G」の「Quinte」が多かったが、今回は、「C」「E」「D」の3つの和音が中心。
「Nachtwaechter」(夜回り番人)という曲の練習。
3色の色鉛筆で、それぞれ、C,E,Gを囲んだ。

次に、「Die vermauerte Koenigin」(壁に囲まれた女王?)という曲も練習した。
NachtwaechterもDie vermauerte Koeniginも歌詞があって、先生が読んで背景を説明してくれたのだけど、ニコチャンには、いまひとつピンと来なかったようだ。
知っている曲や身近な題材でないと、子供の興味を引かないのだなーと思った。

途中で、ニコチャンは、「トイレに行きたい」と言い出した。

ニコチャンがトイレに行っている間、先生と話した。
先生は、「家ですごく練習しているのがわかります。」と言った。
私は、「自分からは練習しないので、強制的にさせています。やれば出来るのに、いつも、難しい、できない、やりたくない、と言うので、思わずいつも怒鳴ってしまいます。」と答えた。
先生は、「あまり練習を強制すると、弾くことが楽しくなくなってしまいます。」と言ったが、「そうは思いますが、強制しなければ、練習しません。」と答えると、「最初は5分でも構いません。もっとゆっくり進んでもいいのですよ。」と言われた。

ニコチャンがなかなかトイレから戻ってこないので、様子を見に行ったら、なんと、「大」のほうをしていた。・・・・・

今までは、先生がコピーをくれていたが、今度からは、教則本を買って持ってきてください、と言われた。
「Klavierschule」と言う本を指定された。
「同じような本がうちにあったような気がするので、次回もって来ます。」ということになった。しかし、家に帰ってみたら、サブタイトルに「Klavierschule」と書いてあるが、「PIANO KIDS」というタイトルだった。それも、2巻め。来週先生にきいて、この本の1巻目を購入することになるのかな?2巻めからはじめるのは無理があると思う。でも、イラストも多く、カラフルで、楽しそうな本だと思った。

昨夜、恵子が帰ってきた。
駅まで迎えに行ったのに、乗っているはずの電車に乗っていなくて、あせった。一つ手前の駅で降りて、友達のお母さんに家まで送ってもらったそうだ。

早速、東アジア言語大会で1位になった賞状を見せてくれた。
プログラムのようなものを読んでいたら、やはり、フォルクスワーゲン財団もスポンサーになっていて、1位獲得者への副賞の4週間中国語学研修は現地での学費等は中国政府が負担し、往復の航空賃はVW財団が負担と書いてあった。
最終日の表彰式のときも、VW財団の人が挨拶して、「VW社は中国に13も工場を持っており、中国語は、あっ、日本語もですが、とても重要だと思っています。」と言っていたそうだ。やっぱり、ビジネスマンにとっては、需要は、日本語より中国語なんだなーと改めて思った。





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最終更新日  2013年09月27日 18時57分53秒
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