ドイツでマルチリンガルを育てる

昨日、ヨハネス君とヨハネス君のお兄ちゃんのＪ君（小３）がうちに遊びに来た。
なんで、いつもＪ君も一緒なのかな？とか、Ｊ君も一緒なら、ヨハネス君の家で遊べばいいのでは？　と思うのだが、はっきり言う勇気はない。

２週間ほど前に、ケルンで玩具の展示会があり、夫の仕事の関係者が香港から出展しているので、夫が賢浩とニコチャンを連れて行った。そこで、ニコチャンと賢浩は、夫の知り合いからゲームとカメラが一体化しとようなものをもらった。それが気に入って、ずっと家でもゲームばかりしていたので、取り上げて私が管理することにした。
しかし、その翌日にヨハネス君とＪ君がうちに遊びに来て、ニコチャンはどうしてもそのゲーム機を二人に見せたくて、私にゲームを出してくれ、と頼んだ。
仕方なく、渡したが、これが間違いの元だった。
うちに来るたびに、Ｊ君はゲームをやりたがり、「ママに頼め」とニコチャンをけしかける。Ｊ君がゲームをして、ニコチャンとヨハネス君がテーブルフットボールをする、という光景になる。
ヨハネス君のうちでは、レゴやプラレールで遊んでいるという。
それなら、うちでもみんなでレゴやプラレールで遊べばいいのに・・・・
昨日もあまりにも何度もＪ君にニコチャンが言われているのがかわいそうになって、貸してあげてしまった。ただし、乾電池がきれたら、それまでだよ、と釘を刺しては置いた。

しばらくして、賢浩がニコチャンの部屋をのぞきに行くと、にこちゃんはベッドに横たわっていたという。「にこちゃん、頭が痛くて歩けないんだって。」というので、にこちゃんの部屋にのぞきに行ったら、にこちゃんは、ベットで寝ていて、他の二人が周りで遊んでいるという異様な光景だった。すぐに、「ごめんね、ニコは具合が悪いみたいだから、今日はこれでおしまいね。」といったら、「仕方ないか・・・」といって、二人はおとなしく帰っていった。にこちゃんは、本当に熱があって、うとうとした状態だった。それなのに、「ニコは頭が痛いといっているよ。」と私に言いにくることもしないで、遊び続けている友達って・・・。子供ってそういうもんなんだな、と思った。