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カテゴリ:子供
木曜日はニコチャンのピアノレッスンの日。
最近天気が良くて、「暑いよー」といいながら、学校から半そでTシャツ姿で帰ってきたニコチャン。朝はまだ薄暗い中学校に行くので、さすがに寒く、長袖のセーターにジャケットを着ていくが、帰りはその格好では暑すぎるので、Tシャツ姿で帰ってくる。 荷物を置き、オレンジジュースとビスケットで軽くおなかを満たし、そのまま自転車で教室に向かう。 自転車で行くと、5分前ぐらいについてしまう。 先生は、この教室でつかっている部屋を借りていて、週に1回しか使ってないので、いくと、たいてい窓やドアが開け放たれている。私は、5分早いから外で時間をつぶそうかな、と思うが、ニコチャンはそのまま入ってしまう。 先生も、コーヒーを入れていたり、昼ごはんを食べていたりするので、たとえ5分でも早く行くのは申し訳なく思うのだが、ニコチャンが来ると、レッスンを始めてくれる。 先生もあと10分ぐらい早くこればもっとゆっくりできると思うのだが、バスで来ているようなので、時間の融通が利かない。それなら、あと15分、レッスンの開始を遅らせてくれたほうが、こちらもありがたいのだが、そうもいかないようだ。 昨日は、まず、宿題だった「Allegro」、「Der Makkaroni Cha-Cha-Cha」を弾いた。「Allegro」には、メゾフォルテとメゾピアノが出てくる。ニコチャンは、底に気をつけて引いているのだが、メゾフォルテがフォルテみたいだと指摘された。まあまあ強く、とか、まあまあ弱く、という指示は、ちょっとあいまいで、ニコチャンにメゾフォルテとフォルテ、メゾピアノとピアノを使い分けるというのは難しい。 「Makkaroni・・・」のほうは、スラーとスタッカートがでてくるが、基本的にニコチャンは、常にスタッカート状態で弾く。先生は音と音の間を空けないように・・と注意するが、どうしても一音一音途切れてしまう。 家では、「Allegretto」を何度も練習し、ようやく両手で何とか弾けるようになった。「きっと先生、びっくりするね。」とニコちゃんに何度も言っていたので、先生の前で弾くのを楽しみにしていたのに、先生は、その2曲が終わったら、新しい曲に入ってしまった。傍から見ていて、ニコチャンが、拍子抜けしていたのが良くわかった。 でも、先生はそんなニコチャンには気づかず、新しい曲「Ich geh' mit meiner Laterne」の手書きの譜面をピアノ野間に置いた。 この曲は、11月11日のSt.Martinの日の提灯行列で必ずといっていいほど歌われる定番曲。でも、にこちゃんはこの歌を知らないといったのでびっくりした。 にこちゃんが通っている幼稚園では、あまり定番の曲を歌わなかった。いつも幼稚園で習ってくる曲は、恵子や賢浩のときに聞いたこともなかった曲ばかりだった。にこちゃんは、ドイツの幼稚園児だったら誰しも知っているような曲を知らないことが多い。 曲自体はそれほど難しくない。先生は、にこちゃんに、どの音符がわかる?ときいた。そして、まず、ド(C)の音をみつけて、鉛筆で音符の下に「C」と書くように指示した。にこちゃんの「C」の字は、見事に全部鏡文字、つまり反対になっていた。続いて、指示のあった「E」(ミ)も「G」(ソ)も見事に全部鏡文字で、私は思わず顔を覆ってしまった。 続いて、「Wasserfarben」という曲を練習した。 この曲も簡単なのだけど、ペダルを使って、音を共鳴させるのが特徴。 先生のレッスンでは、グランドピアノを使っている。グランドピアノだと鍵盤をたたくと、中のハンマーがうごく様子が見える。にこちゃんは、結構な確率で、弾いているとき、譜面や鍵盤ではなく、中のハンマーの動きを見ている。それがすごく楽しいようだ。ペダルを押すと中の動きがどうなるかも見えるようで、覗き込んでいた。 で、ようやく、にこちゃんが、「次は、これだよね。」といって、家で たくさん練習した「Allegretto」をはりきって弾き始めた。途中、かなりつっかえたけど、一応最後まで弾きとおした。先生は、「すごいね。」と褒めてくれた。11月の末に発表会をするのだが、先生が、「これなら、この曲を弾けるかもね。これにしようか?」と言ってくれた。もともとは、「Allegro」とあと2曲ぐらいと考えていたようだが、にこちゃんは、もっと弾けるだろうと判断してくれたようだ。 来週は、秋休みで、次のレッスンは2週間後。今回の宿題は、それほど難しい曲もないし、私もにこちゃんもストレスを感じないで練習できそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月26日 14時55分29秒
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