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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2013年11月28日
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カテゴリ:子供
昨日、ニコちゃんの、初めてのピアノの発表会があった。 見知らぬ人が居る前で、一人でパフォーマンスをするのは、人生ではじめての経験。
緊張することもなく、ミスすることもなく、パーフェクトだった。
ただ、家で何度もお辞儀をする練習もしたのに、それはすっかり忘れていた。ニコちゃんは、4番手だったのだけど、ニコちゃんの前に弾いた子は、誰もお辞儀なんてしていなかったので、ニコちゃんもしなかっただけかもしれない。

昨日は、朝から少し具合が悪く、学校に行かせるかどうか迷っていたぐらいだった。まあ、学校は近いし、何かあったらすぐに迎えに行けるから、そのまま学校に送り出した。学校から帰ってくるなり、「頭が痛い」と訴えた。学校では、休み時間、頭とおなかが痛くて泣いてしまったそうだ。「先生に言わなかったの?」と聞いたら、「言ったけど、お水を飲めば直るよ、って言われたの」という返事だったので、びっくりした。幼稚園だったら、すぐに電話がかかってきて、迎えに来るように指示されると思うが、学校は、安易なことでは、家に電話をかけないのかもしれない。

家で、本人のリクエストで少し果物を食べさせたら、盛大に吐いた。その後、少し気分が楽になったようだが、熱があり、薬を飲ませて、寝かせた。夕方の発表会は、大丈夫かな・・・とかなり心配だった。

2時間ほど寝たら、少し元気になった。先生に事情を話したら、ニコちゃんの番が終わったら、帰ってもいいですよ、といってくれた。

発表会が行われたのは、地元の病院内のチャペル。患者さんのためにミサを行う場所だが、立派なグランドピアノがあり、こういった「発表会」などでもよく使われているようだ。

ピアノがいいのか、ニコちゃんを含め、どの子の演奏もとても上手に聞こえた。
普通、こういう発表会では、年齢の低い子から演奏するのでニコちゃんは、1,2番手かと思っていた。実際は、4番目に演奏した。
先生は、ニコちゃんとニコちゃんの前に演奏した子が弾く前に、「9月からレッスンを始めたばかりです」と紹介したが、そのほかの子については何の説明もなかったので、ほかの子については、何歳で、どれぐらいピアノを習っているのかわからなかった。

一番最初に演奏した男の子は、ニコちゃんと1,2歳ぐらいしか年が違わないように見えたが、いきなり、ベートーベンの「月光」と「エリーゼのために」を弾いた。一見、やんちゃな男の子、という感じなのに、ものすごく上手だった。指がよく動くなーと感心してしまった。最初からこのレベルだったら、後に弾く子はつらいなーとも思った。
次の子も紹介はなく、名前を呼ばれると、さっさと弾き始めた。見た目は2、3年生ぐらいの男の子。
シャープとかフラットとかがいっぱいついている曲を演奏していた。

そして、3番目の子は「この中でたぶん、一番若い子。9月からはじめました。」と紹介されていたので、たぶん5.6歳だと思われる女の子。
ニコちゃんもそうなのだけど、本格的に習い始めてまだ3ヶ月もたっていないのだが、一応、両手で32小節ぐらいの曲を弾くことができる。これが、バイオリンだったら、3ヶ月では、4つの弦を組み合わせて弾くぐらいしかできない。トランペットも、ごくごく簡単な短い曲しかできない。今までそういう発表会をみてきたから、ピアノの発表会は、全体的に水準(?)が高くて、びっくりした。

最後まで演奏を聞きたかったが、ニコちゃんが帰りたがったので、途中で家に帰った。ニコちゃんのパフォーマンスは、私の期待以上によかったのでびっくりした。たくさん拍手をもらっていた。

日曜日に、賢浩の通っている音楽学校のクリスマス会がある。参加のお知らせの手紙が賢浩の部屋の床に落ちていた。「X名で参加します。当日、XXX(ケーキ)を持参します。」とかいて、先週までに提出しなければいけなかったようだが、賢浩は、そのことについて一言も言わなかった。
それで、こちらから、「日曜日、クリスマス会があるみたいだけど、あなたは演奏しないの?」と聞いてみた。そうしたら、「するみたいだよ。」と他人事のような返事。「手紙をもらっていたみたいだけど、ママに見せないということは、見に行かなくていいってことなの?」と聞いたら、「来なくていい」と言われた。
「なんで?」と聞いたら、「いろいろ感想を言われるのがいやだから」だそうだ。
昨日のニコちゃんの発表会も、「僕は行かない」と言っていた。「なんで?」と聞いたら、「面倒くさい。ほかにしたいことがある。」というので、「たとえば?」と聞くと、「ゲーム」と真顔で答えた。
「弟の初めての発表会なんだから、行ってあげなよ。自分だって、演奏するときに、みんなが来てくれたほうがうれしいでしょ。」といったら、「別に・・・」と全く無関心。
今日の午後は、私も夫も用事があり、賢浩にニコちゃんの面倒を見るように前から伝えていた。しかし、賢浩は、友達とうちでPCゲームをする約束を勝手に決めていた。「あなたが、面倒くさいという理由で、ニコちゃんの発表会に行かないのなら、ママも、親の不在中に友達を家に招待するのは、面倒くさいことが起こりそうでいやだから、拒否する。」といったら、「明日、友達を家に呼んでゲームをしてもいいなら、ニコちゃんのにも行く。」と交渉成立。とにかく、なんでも、交渉しないといけないので、腹が立つ。
それにしても、今度の日曜日、賢浩が演奏するのに、見に行かないというのはどうなんだろう? 本当に来てほしくないのか、格好をつけていっているだけなのか、わからない。





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最終更新日  2013年11月28日 14時52分44秒
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