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カテゴリ:子供
来週、ニコちゃんのクラスでクリスマス会がある。授業中ではなく、金曜日の午後からで、みんなでお菓子や飲み物を持ち寄る。そのときに食べるクッキーを昨日ニコちゃんたちは学校で作った。
生地は家から持っていくことになっており、その際に、お手伝いが必要なので、できる人は申し出てください、という手紙が事前に配られていた。私は、手伝いができる、というところに印をつけて提出した。 しかし、その後。先生からは何の連絡もなかった。それで、ニコちゃんに、クッキー作りの前日に「明日のクッキーを作るお手伝いだけど、ママは学校に行くのか行かなくてもいいのかよくわからないけど、先生は何か言ってた?」と聞いた。ニコちゃんは、「先生は、Deine Mutter kann kommen.(あなたのママは来れるよ。)と言ったよ。」と言った。 それで、木曜日、9時15分から10時45分までが指定されていたので、時間の少し前に学校に行った。子供たちは外で遊んでいた。Jちゃんが私のことを見つけて、「あれ、ニコのママもお手伝いするの? 私のママもいるよ。もう、私のママはキッチンで仕事しているよ。キッチンはあそこだよ。」と指をさした。 キッチンは、地下にあるのだが、外からよく見える、そこではすでに4人の女性が作業をしていた。しかし、地下に行く階段がどこにあるかわからず、Jちゃんに聞いたら、「わからない」と言われた。Jちゃんは、「先生に聞いたら? あそこに先生がいるよ。」と先生のところに連れて行ってくれた。 私が挨拶したら、先生が、「ちょっと待ってください。ほかの用事がありますので」といって、職員室の中に消えた。しばらくしてでてきたので、「あのー、私は今日来るべきかどうかわからなかったのですが・・・」と聞いたら、「もうすでに4人お手伝いがいますので、どっちでもいいです。もし、あなたが、やりたいなら、ここに居てもいいですよ。」という言い方をされた。はっきり言って、カチンときた。何度も、「Wenn Sie moechten(もし、あなたがそうしたいなら)・・・・」と強調するするので、私は、「Nein,Danke(いいえ結構です)」と言って、帰ってきてしまった。 実際、それほど暇だったわけではない。ほかにすることもあったが、手伝いが必要なら、手伝いたいと思ったし、手伝えると言っておきながら手伝わないのはよくないと思ったので、出向いた。 でも、先生としては、お手伝いに来れる人が必要人数より多かったので、来てもらう人にだけ何時に来てください、というような手紙を渡したのだろう。それで、そのときに、ニコちゃんに、「でも、あなたのママも、もし来たいなら、来てもいいのよ。」という言い方をしたのだと思う。だからこその、「Kann kommen(来ることができる)」という言い方だったのだろう。 私が先生に挨拶したとき、先生が、「実は、もう4人にお願いしているのですが、もし、あなたにも手伝っていただけると助かります。」と言ってくれたら、私は喜んで手伝ったと思う。しかし、「手伝いたいなら、手伝ってもいい。」と言われたので、かなり頭に血が上ってしまった。私も大人気ない。たぶん、本当に、私は必要なかったのだろう。 しかし、ニコちゃんに口頭ではなく、連絡帳にでも「今回は人数が足りているので、お手伝いの必要はないです。ただ、きていただけるのであれば、歓迎です。」というように書いてほしかった。それが社会人としての常識だと思うのだけど、学校でのお手伝いとかボランティアでは、今回のように、必要なら声がかかるので、声がかからないということは必要ない、と割り切るのが当然なのだろうか? 昨日は、朝からこのせいで、すっきりしない一日になった。 ニコちゃんが学校から帰ってきて、そのままピアノのレッスンに連れて行った。 難関だった「Ihr Kinderlein kommet」も、先生の前では、家でよりうまく弾けていた。「この曲が一番難しかった。」と先生に伝えたら、「そりゃそうですよ。この曲は難しいです。両手で弾けるようになっていたのでびっくりしました。」と言った。 そのあと、今回の新しいこととして、1オクターブを指を替えて弾く練習をした。右手は、ドから始めて、ファは親指を中指の下から入れて親指で弾き、そのまま上ののドまであがっていく。左手は同じドから下がっていき、ソの音は、親指を中指の下から入れて親指で弾き、そのまま下のドまで下がっていく。右手と左手が鏡のような動きをする。 新しい課題曲は、この指の動きを取り入れた2曲。「Alle Jahre wieder」というドイツではこの時期よく聞く曲と、「Schneefloeckchen, Weissroeckchen」という曲。それほど難しくは見えないのだが、やはり指の動きがわからないようで、「何番の指で弾くのか?」ということばかりニコちゃんは質問する。指の番号が振っていないと弾けない。 昨日は、特に、注意が散漫で、グランドピアノの構造ばかりが気になって、先生の話をほとんど聞いてない。先生が「こっち(先生の指)を見て」というのだけど、ぜんぜん見てない。先生が「こうやって弾くんだよ」とデモンストレーションをしてくれても、関心を示さない。30分、ピアノに集中させるというのは、本当に大変。自分が家で練習してきて弾けるようになった曲は、喜んで弾くのだけど、新しい曲の練習にはぜんぜん身が入らない。 先生も「いい加減にしろ!」とどなりたいこともあると思う。しかし、絶対に声を荒げない。すごく大柄な先生で、威圧感があるのだけど、とっても穏やかで、ニコちゃんも最近は、「この先生は、怖くない。何をしても怒らない。」とわかってきたのか、どんどん緊張感がなくなっていく。 子供は、優しい先生は好き、怒る先生は嫌い、とはっきり言う。だけど、時には厳しくしてもらいたいと思うことがよくある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月06日 14時11分58秒
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