|
カテゴリ:子供
火曜日はチェスの日。
ニコちゃんは、「子供グループ」、賢浩は、「プロフェッショナルグループ」・・と子供たちは呼んでいるが、実はどちらも子供用のグループ。「子供グループ」は初心者用で、ルールの説明と戦術の解説が中心。つまり、座学が多いのだけど、ニコちゃんは、全く聞いていない。プリントとペンを渡されるのだが、先生やスクリーンにお尻を向けて、熱心に落書きに励んでいる。クラスメートのヨハネス君は、「子供グループ」では物足りなくて、「プロフェッショナルグループ」に移ってしまった。だから、ニコちゃんには、おしゃべりをする友達がいない。 「興味ないならやめてもいいんだよ。」と何度も聞くが、「おもしろい」と言う。傍から見ていて、ニコちゃんがチェスを楽しんでいるようには見えないのだけど・・・・ ヨハネス君は、ニコちゃんと同い年だけど、こういったボードゲームが好きで、ルールもキチンと理解できるし、頭の回転が速いので、まだ1年生だけど、かなり上手。ゲームに最後まで集中できる。でも、ニコちゃんは、何も考えずに、コマを動かすから、あっと言う間に不利な体制になり、勝てる見込みがないから、やる気をなくす。ちょっとでも集中力の向上につながれば・・・と思っているのだが、そう簡単には変わらない。 ヨハネス君や賢浩がいる「プロフェッショナルグループ」に自分も変わりたいと思っているようで、「先生に、ニコはうまいから、プロフェッショナルグループにいってもいいよ、って言われた。」などと嘘をつく。とりあえず、家で相手をして、少しづつ上達できるように手伝いたい。 昨日は、Ergotherapieがあり、その後、宿題とピアノ、そして、チェス、というスケジュールだった。宿題は、5つの単語を、「見ながら書く」その後「見ないで書く」という練習だった。学校でも同じような練習をしたようなのだが、にこチャンは、罫線があるにもかかわらず、小文字大文字の文字の大きさを気にしない。スペルも、2つの単語がごちゃ混ぜになり、間違っている。 私が横に座り、ひとつひとつの文字を注意して書かせないと、すぐに間違う。 「見ないで書く」時は、発音しながら書かせる。 「Tasse」(タッセ:カップの意)は、「SS」となることを理解させるのが大変。 「Torte」(トルテ:ケーキの意)は、私がお手本で発音すると、RがLに聞こえるらしく、「Tolte」と書いてしまう。自分が情けなくなる。 「toll」(トル:すごくじょうずの意)は、なぜ小文字で始まるのかを説明するのが大変。 「Mann」(マン:人の意)も、なぜ「NN」になるのか理解させるのが至難の業。 「sammeln」(ザンメルン:集めるの意)も、小文字ではじめること、「MM」になること、そして、「L」と「R」の私の発音の微妙さで、混乱していた。 これから、ニコちゃんも、書き取りなどのテストを書かなければいけなくなるのだろうが、家で練習させるのは、私の発音では、マイナス効果になるのではないかと心配。やっぱり、「R」と「L」、「B」と「W」、「F」と「H」などは、情けないけど、微妙に区別がつかない。でも、ニコちゃんは、区別できる。そこが、小さいころから音に慣れ親しんでいる人とそうでない人との差なんだろうな、と思う。読み書き能力に多少問題があっても、とりあえず、英、独、日なら、聞き取れるし、ネイティブのように話せるのは、マルチリンガル環境で育つ強みなのかな、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月11日 14時47分24秒
コメント(0) | コメントを書く |