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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
にこちゃんは教会のコーラスの練習に参加している。
昨日は、近くの老人ホームで、子供たちが歌と劇を披露。 劇は、クリスマスにちなみ、イエス・キリストが馬小屋で生まれた場面。 にこちゃんは、その他大勢で歌う場面だけの参加だが、ドイツの伝統的なクリスマスの歌をたくさん歌ったようで、そういうのに馴染んでくれるだけでもありがたい、と思っている。 来週のクリスマスイブの日は、教会で2回も「公演」がある。 カソリック教会主催のコーラスグループなので、カソリックの行事があるたびに、教会で歌うことになる。コーラスに参加している子供の大半は、親もカソリック教徒で、行事に深くかかわっているが、私たちは、ミサに参加することもないし、歌い終わったにこちゃんを教会に迎えに行くときなど、ちょっと居心地が悪い。 近所に住むにこちゃんの仲良しであるヨハネス君一家は、敬虔なカソリック信者。お父さんもお母さんも教会の仕事をたくさんしている。 毎年、1月2日から6日まで、Sternsingerと呼ばれる「東方の三賢者」の扮装をした子供たちが、各戸を回って寄付を集める行事がある。目的は、寄付金集めだが、子供たちは歌ったお礼に各家からお菓子がもらえる。1日参加すると、もらえるお菓子の数は、両手で抱えきれないほどになる。ほとんどの子供は、このお菓子目当てでSternsingerになる。賢浩はまさにその一人で、今まで3回やった。 先日、ヨハネス君のお父さんに、「Sternsingerのリハーサルが来週あるけど、何曜日が都合がいい?」と賢浩が急に声をかけられた。賢浩は、「えっ、僕やるの?」と聞いたら、「君のお父さんが、君はするって言ってたよ。」と言われた。 家に帰って、賢浩が、「なんで、勝手に返事するんだよ。僕はやりたくないのに!」と夫に文句を言った。夫は、「やるなんて一言もいってない。賢浩に聞いておきますっていっただけだ。」といい、あわててヨハネス君のパパに電話をして、「賢浩はしません。」と断った。 そのときに、「惠子はしますか?」ときかれたそうだ。夫は、「本人に聞いて見ます。」と返事をした。 惠子も、やりたくない、といった。それで、私が「Abiturの勉強で忙しいので、できません。」と断った。夫も、ヨハネス君のお父さんに会ったときに、「惠子はできません。」といったそうだが、そのときに、「私は、カソリックを信じていません。自分の私服を肥やす司教や豪奢な建物を建てるなど、カソリックは金持ちなのに、寄付を募るなんて、寄付の使い道が不明だ。」とカソリック批判をしたらしい。その話を聞いて、びっくり。カソリック信者にそんなこというなんて・・・・ 確かに、とんでもない司教の話が少し前に大きなニュースで取り上げられていたが、一生懸命教会のためにがんばっている人に言う話ではない。 夫は、「それでも、君が一生懸命教会のために尽くしているのは知っているから、カソリック教会のためではなく、君のためなら、私で手伝えることは手伝いたい。人手が足りないなら、声をかけてくれ。」と言ったそうだ。 相手が気分を害していないことを祈るのみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月19日 15時00分41秒
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