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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年01月03日
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カテゴリ:子供
昨日の午後、Hチャンはスイスに戻った。
薬が効いてきたのか、1月1日の午後からはかなり元気になった。
1月1日のお昼時点では、「いつスイスに戻るかまだ決めていないが、たぶん1月6日に戻ろうかなと思っている。友達は現在パリを旅行中で、彼女がいつ寮に戻るのかわからない。できれば日にちをあわせたい。」と言った。「1月6日まで」と言われたときは、正直、「えー、そんな長く?」と思った。
彼女は、私たちに「いつまでいてもいいですか?」「1月6日まででも大丈夫ですか?」と聞いたことはない。「帰る日を決めてない」と言われたら、「早く決めてくれないと困る。なるべく早く帰って欲しい。」なんて言えるはずはない。「うちは、いつまででもいいよ。」としか言えないではないか。こちらも予定がないわけではなく、予定を入れないようにしているだけなのに・・・

しかし、夕飯時に、「やっぱり明日帰ります。母とSkypeで話したのですが、母は私に医者に行くべきだというので・・・」と言った。1月2日に帰れば、1月3日に医者にいける。それを逃すとまた週末にかかってしまうから、それがベストなのだろう。ドイツでは、保険や言葉の問題もあるから、学校の紹介する医者に行ったほうが安心できるはずだ。
1月1日は、夜遅くまで、みんなでゲームをして遊んだ。

結局、我が家に滞在中、彼女は一歩も外にでなかったので、せめて1月2日は、近所のスーパーやパン屋に一緒にいって、彼女の好きなものを買ってきてランチにしようと思っていた。しかし、1月2日も11時過ぎても起きてこなかった。
「もしかして、具合が悪いのかな?」とまた心配になった。電車の関係で、1時にはうちを出なくてはいけなかったので、私一人で買いものにいった。

彼女はすっかり元気になり、一緒に最後のランチを食べた。20分後に出発するよ、といっているのに、お母さんとSkpyeを始めた。しかも、彼女はまだ荷造りしていないという。最後までばたばたしていた。
彼女を特急の止まる駅まで送った。そこからはチューリッヒ行きの電車が出ており、彼女の行く先はチューリッヒで乗り換えて1時間弱。我が家からは、約2時間でつく。案外近いんだなーとびっくりした。

この日も、彼女は薄着で、ジャケットの下はシャツ1枚。下もスパッツ1枚。駅のホームで電車を待っている間、もっと厚着をしている恵子も私も震えていたのに、彼女は大丈夫なのかと不思議だった。

うちを出る前に、夫が、「何かあったら電話してね。うちの電話番号知っているでしょ?」と聞いたら彼女は知らないといったので、びっくりした。電話番号や住所は彼女にも彼女のお母さんにも教えていたのに、控えていなかったとは・・・それで、夫は名刺を渡したが、彼女ははじめて泊まりに行く家の電話番号も住所もそこの住人の名前も知らずに我が家にきていたのか、と愕然とした。

まあ、彼女も元気になって、無事帰ることができたし、ほっとしている。
恵子は、昨日の夜、早速友達からお誘いがあり、遊びに出かけた。
地元の同級生の仲良しグループでN君の家に集まった。N君は一人っ子。N君の両親は大晦日からスキー旅行に出かけていて、彼は「ホームアローン」状態。大晦日の日にもたくさんの友達を家に呼んでパーティーをしたそうだ。N君は恵子の同級生だが彼はすでに18歳。車も一人で運転できるし、お酒も飲める年齢。昨日は、N君の家に集まったのは女の子3人だが、N君は、みんなを車で送迎してくれた。
4人とも12年生で、3月に卒業試験のアビトゥアを控えている。やはり話題は卒業後の身の振り方になる。恵子はストレートで大学に進学する予定にしているが、あとの3人は、1年間、ワーキングホリデーで海外で旅行したり語学を勉強したり働いたりしたい、と言っていたそうだ。
私もオーストラリアに住んでいたころ、スイスやドイツからのそういう若者にたくさんであった。大学に行く前に、海外でいろいろな経験をつむ、というのはかなり普通のことで、むしろストレートに大学に行く子の割合のほうが少ないのではないかと思う。

どの道に進むにしても、この先も地元に帰ってきたときには集まれる仲間同士でいて欲しいと思う。






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最終更新日  2014年01月03日 15時07分56秒
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