|
カテゴリ:子供
賢浩は私が何か注意すると、すぐに「アドルフ」といって、茶化す。
ヒットラーを賞賛するようなことをよく口にし、ユダヤ人差別のジョークを面白おかしく話す。 「そういうことは、言うべきではない。不愉快に思ったり傷つく人も大勢いる。」と何度も注意している。本人も、本気でヒットラーに傾倒しているわけではないし、ユダヤ人に嫌悪感があるわけでもない。ただ、面白がっているだけということはわかっているが、やっぱり不愉快なので、私たちも、「Wunderkind」「Pianist]「Life is Beautiful」など、いろいろな映画のDVDを見せて、そういう考えはおかしいと気づかせるように「啓蒙教育」をしてきた。しかし、全く効果がなかった。 ところが、ここ数日、その手の言葉を一切口にしなくなった。 「もう僕は、ヒットラーのことは言わないことに決めた。ユダヤ人の悪口も言わない。」と言った。 今まで散々、ナチスドイツの罪や収容所での惨劇を話してきたのに、まったく賢浩の心には響かなかった。多少は響いていたかもしれないが、そういう自分を見せるのが恥ずかしいのか、表面的には全く変わらなかった。 それなのに、急に180度姿勢を転換したので、びっくりした。 理由は、自分の大好きなアーティストがユダヤ人であると知ったかららしい。 最近、賢浩は、自分のPCでインターネットにフリーアクセス。夫は、休み中だから、といって、やりたい放題にさせている。それで、賢浩は、勝手に、TwitterとかFace bookに登録して、自分の好きなアーティストのフォロワーになった。 そのTwitterの中で、自分があこがれるアーティストがユダヤ人と知り、ヒットラーやナチスのことを口にするのをぴたりとやめた。 意外なところに解決策が転がっていて、びっくりした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月04日 14時46分52秒
コメント(0) | コメントを書く |