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カテゴリ:子供
昨日、ニコちゃんのクラス担任との2者面談があった。
時間は15分だが、20分以上話してしまい、次の人の時間に食い込んでしまった。申し訳ないと思った。 まず、先生から、「そちらから、何か聞きたいことはありますか?」と聞かれた。 私は、「いえ、まずは、ニコの学校の様子を聞きたいです。」と伝えた。 先生は、事前に子ども達に8個の項目について自己評価をさせていた。同じ項目について、先生自身が評価したものを比べながら話してくれた。評価は、よくできる、まあまあ、それほど、となっていて、ニコちゃんの自己評価はよくできるか普通ばかりだった。集中力に関しては、ニコちゃんの自己評価はよくできるだったが、先生は「これは違いますね」と言った。 学習面については、問題ない、と言われた。 むしろ、できるほうらしい。 特に、動物や植物には詳しく、また英語もよく知っているので、積極的に授業に参加する。計算も得意だし、読み書きもよくできている。 ただし、ニコちゃんは自分自身への信頼がなく、自分にもっと自信を持ち、自分はできると信じるべきだ、と言われた。 これは、私もいつも感じる。 ピアノの練習をしていても、「難しすぎる」「できない」と挑戦しようとしない。やればできるのに、できないと思い込んでいる。もっと自分の可能性に自信を持つようにしたほうがいい、と言われた。 マイナス評価は、集中力、社会的スキル、整理整頓 の項目。 社会的スキルは、ルールを守れないことが多い、と指摘された。 とにかく、注意しても、2-3分後には忘れてしまう。 また、授業中、よそ見していたり、ぼんやりしていることが多い、と言われた。 今は、まだ授業が簡単だから、授業を聞いていなくても、できるが、難しくなってきたら、本人が困るはずだ、と言われた。 集中力、整理整頓面は、壊滅的らしい。 先生から指摘されたことは、まあ、予想の範囲というか、家でもそのままそうだから、私はうなずくばかりだった。 Ergotherapieに1年通っていること、もしかして、ADS(注意力欠陥障害)かもしれないと指摘されたことがあること、両親とは英語か日本語で話していること、を伝えた。先生は、ドイツ語を両親が母語としておらず、家でドイツ語を使っていないのですか?と驚いていた。ニコちゃんのドイツ語は問題ないし、語彙も豊富だが、文章を組み立てる力が弱く、説明をするのが下手で、たまに、何を言っているかわからないときがあるそうだ。 ADSの可能性については、わからない、と言われた。心配なら、テストしてみるのもいいのでは、とのことだった。 総括すると、ニコちゃんは、勉強面での落ちこぼれの心配は今のところないが、行動面において、かなり問題がある とのことだった。コントロールするのが難しい児童の一人であることは間違いないようだ。 同じようなことは、賢浩が1年生のときも指摘された。 実は、恵子が1年生のときも、「整理整頓が壊滅的」と指摘された。また、「授業中説明しているときに、まったく別の方向を見ていて、話を聞いていないようにみえる。」と言われた。しかし、恵子の場合、余所見をしているようにみえて、実際は聞いていて、理解できていたが、賢浩とニコちゃんの場合は、余所見をしていて、本当に上の空で何も理解してない、という大きな違いがある。 私から見れば、ニコちゃんは、賢浩とそれほど変わらないように思うが、賢浩のときは、スルーされた事柄が、ニコちゃんのときは、大事になっているような気がする。やはり、程度が違うのだろうか? ところで、昨日は、私の誕生日だった。 前日の夜、賢浩が私のためにケーキを焼いてくれた。 それで、昨日のお昼にそのケーキにろうそくをつけて、おいしくいただいた。 午後も賢浩は授業があり、出かけていった。 私は、買い物に行こうとして、財布の中身をみたら、20ユーロ札が消えていることに気づいた。土曜日におろしたばかりだから、間違いない。 賢浩が授業から帰ってきた時、「ママの財布から20ユーロ札が消えた。」と言ったら、「僕は知らないよ。」と言われた。そして、「そうだ、ママに誕生日プレゼントがあるよ。」と言うので、「ママのお財布から盗んだお金で買ってもらっても、うれしくないよ。」と冷たく言い放った。 でも、「はい、これ」といって渡されたのは、先週あったフランス語の単語テストだった。なんと、「1」だった。「1」の子は、クラスで3人だけで、後の二人は常連の女の子だったが、賢浩が「1」というのは、誰しも予想外で、みんなに「がり勉!」とやじられたそうだ。先生にも「やればできるんじゃないか!この調子で頑張れ!」と言われたそうだ。 20ユーロの行方がうやむやになってしまったが、そんなことどうでもいいか・・と思えた。先週、賢浩のお尻をたたきながら、一緒に頑張ったので、うれしかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月04日 15時00分06秒
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