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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年02月15日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今朝、インターネットのニュースで、羽生選手が金メダルを取ったことを知った。
実は、昨夜、フギュアスケート男子フリーをテレビ観戦していた。
日本では深夜になるが、ドイツでは午後7時半ごろの演技で、テレビ観戦にもってこいの時間。夕飯を済ませ、ソファーに座り、テレビにかじりついていた。
ドイツでは、フィギュアスケートには選手がでていないのか、あまり話題にならず、直前までメダルを取ったドイツ人選手のインタビューで、もしかして、フィギュアはライブでは放送しないのかな?と心配になったほどだった。
ようやく午後7時5分からフィギュアのプログラムに切り替わった。
最初は、カザフスタンのデニス・テン選手の演技だった。日本人みたいな顔立ちで驚いた。まあ、カザフスタンは地理的にはアジアだし、アジア人顔であっても不思議ではないのだけど、ドイツで会うカザフスタン出身の人は、私の知っている限りでは100パーセント白人系なので、意外に思ってしまった。
テン選手は、かなり上手だと思った。その次が、スペインの選手。彼はヨーロッパチャンピオンで、SPも3位だったが、SP9位のテン選手に比べると、見劣りがするなーと思った。結果は、やはり、テン選手より低い点数だった。
その次が、日本の高橋選手。ドイツのコメンテーターが、しきりに、「日本では大スターです」「芸術性が高い」とほめていた。ドイツでは、フィギュアスケートをEiskunstlaufという。氷上の芸術という意味がこめられている。高橋選手の演技を見ながら、「まさに Kunst(芸術)」とコメントしていた。

ここまでは、私も冷静に客観的に中立的立場で視聴していたが、次の羽生選手では、肩入れしすぎて、演技が始まる前からどきどきしてしまった。いきなり、ジャンプで転倒したので、思わず悲鳴を上げてしまった。その後、ジャンプの着地が不安定で手を突いたところで、それ以上見ていられなくなってしまった。きっとすごく緊張していたのだろうな、本人も悔しいだろうな、これでは、金メダルどころか銅メダルも無理かも・・・、日本の選手は、一人もメダルに届かなかったな、と思うと、私まで悲しくなって、テレビを消してしまった。

今朝、金メダルを取ったというニュースを知って、何で、あの時、最後まで応援しなかったのか、悔やまれた。その演技を見たくて、テレビをつけたけれど、ドイツでは、再放送してもらえるかどうか、わかんないなー。

ドイツでも、オリンピックは盛り上がっているけど、私は、どの選手も知らなくて、ドイツの選手の活躍にはあまり興味がない。やっぱり日本人が活躍していないと、オリンピックの番組もあえて見ようとは思わない。
うちの子達は、すごく中立で、特に応援している選手も国もない。マルチカルチャーの中で育っているので、「母国」という感覚がないのは仕方ないが、オリンピックやワールドカップなど、国別対抗の大会のたびに、そういう子ども達がちょっと不憫に思えたりする。まあ、子ども達にとっては、愛国心なんて別にどうでもいいことなのかもしれない。





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最終更新日  2014年02月15日 15時30分27秒
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