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カテゴリ:子供
昨日の昼過ぎ、久々に恵子から電話があった。
土曜日に、数学のテストがあり、それはAbiturの模擬試験のようなもので4時間かかるものだった。そのため、恵子は先週はその勉強ばかりしていて、電話する時間もメールを読む時間もなかった、と言っていた。 しかし、4時間もかかるテストとは、すごいなーと思った。恵子は、2時間ですべて終わった、と言っていた。電卓を使う問題と使わない問題が半分づつで、まず電卓を使わない問題を解いて提出した後、電卓を受け取り、電卓を使用する問題に取り組むことになっている。 今週は、ドイツ語のテストもあるそうだ。ドイツ語は5時間半もかかるらしい。5時間半、ぶっとうしでドイツ語のテストにとり組むって、すごいなー。ラテン語と英語はそれぞれ3時間づつらしい。Abiturは1日1科目だけど、それにしても長い。日本の大学入試は、1日で何科目もこなすのでそれも大変だが、ドイツの試験のほうが、もしかしたら、レベル的に高いのではないか? と思った。実際はわからないけど・・・・ 恵子からの電話を切った後、夫から、「こんな手紙が来ていたよ。」と見せられた。賢浩の担任からだった。 「残念ながら、あなた方の息子さんは、授業と授業の間の休み時間に教室でいすを投げるという暴挙にでました。この事実は、「Klassenbuch」に記載します。 学校のHausmeisterの苦労を知るために、息子さんに、Hausmeisterの仕事を手伝わせます。了承するサインをして、提出してください。」 びっくりした。寝耳に水というか、かなりショックだった。 事情を問いただしたら、「友達に頭に来ることを言われ、腹が立ったので、いすを投げてしまった。」「でも、人に向かってではない。」「いすを投げるという行動は、友達も以前していて、壊れないことや床が傷つかないことはわかっていた。」「たまたま先生にみつかっただけ・・」と、あまり反省の色がなかった。本人は、「僕だけじゃない、ほかのやつらもやっているのに、僕だけがいけにえになった」ぐらいにしか感じていないのだろう。 「Klassenbuchに名前が記載される」というのがどういうことを意味するのか聞いても、「単に記録が残るだけ。今後、先生たちが担任するクラスを選ぶときに、みるぐらいじゃないの?」という不透明な答えしか帰ってこない。 担任は、スペイン語を教えており、賢浩とは接点がないのだが、手紙には、私と話し合いたければいつでも応じます、とあったので、一応アポイントはとろうと思っている。「ママが学校に出向いて担任と話す」ということは、十分に賢浩にとって恥ずかしいことだろうから、自分が大変なことをしたという認識を持ってもらうためにも、そうしようと思っている。 実は、数日前に、賢浩の脱ぎ捨てられたジャケットの内ポケットの中からナイフセットをみつけて、血の気が引いた。賢浩は、コミックの「NARUTO」が大好きで、よくイラストを描いたり、術をまねしたりしている。手裏剣とか、クナイ(と本人はいっている)とかが大好きで、プラスチック製のクナイをよく投げて遊んでいる。プラスチック製のものでも、十分危険な感じがするので、やめるように再三注意していたのだが、賢浩のポケットに入っていたのは、切れ味が鋭そうな本物。1本、本物をもっているのは知っていた。庭の木の幹めがけて投げたりしていた。セットで持っていたとは・・・。 どこで買ったのか問いただしたら、学校で友達から買ったと言う。誰から買ったのか、と聞くと、名前はいえない、と友達をかばう。何度もしつこく問いただし、「警察や学校にに言わないと約束するなら、名前を言う。」と言われた。 賢浩が所持しているナイフは、持ち歩いているだけで、捕まるらしい。 そもそもアーミーナイフと違い、有用性が感じられないナイフ。果物を切るのにも向いていないし、人や動物をさすため以外の使い道が浮かばないようなものだ。 今回の学校でいすを投げた問題といい、どんどん暴力的な方向に進んでいるようで、怖い。 賢浩のほうこそ、心理カウンセラーにかかる必要があるのではないかと思う。 夫は、「思春期の男の子なんてそんなもんだ。心の中のイライラを発散する方法を模索している。誰にも危害を加えていないし、今後もそんなことはしないと思う。賢浩は普通の男の子だよ。」と言う。これが普通なの???? とにかく賢浩には、「警察のお世話になるようなことだけはしないでくれ。」と最低限の注文をした。成績が悪いのも十分に頭が痛いけど、やっぱり自分の子供の行動に問題ありと指摘されるのが一番きつい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月16日 17時32分28秒
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