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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年02月19日
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カテゴリ:子供
昨日のErgotherapieは、ニコちゃんを待合室に残して、私と先生の二人っきりで話し合いをした。先生は待合室には本がたくさんあるからニコは退屈しない、と言っていたが、話し合いが終わってから、ニコちゃんに「何してた?」と聞いたら、「退屈だった」と文句をたれていた。せめて、一人でできるような課題を与えるとか、体育室で遊ばせるとか、もう少し配慮があってもよかったのでは、と思った。私は、話し合いをする必要性を感じないことと、話し合いをするなら、ニコを一人で遊ばせられる環境において欲しいとお願いしており、先生も了承していたのにはずなのになー。
そのような思いをニコにさせてまでする話し合いではなかった。
はっきりいって、無駄な時間だと思った。今まで何度も言われてきたことの繰り返し。
先生が書いたレポートには、「Reizfilterung(知覚フィルター)、Aufmerksamkait(注意力)が劣っており、Kaspert bei Ueberforderung(高い要求にはまじめに取り組まない)などの典型的なAD(H)S(注意力欠陥障害)の症候がある。」と記載してあった。
そして、「よって、継続的なセラピーが必要不可欠であり、同時に、当PRXISが開講するAD(H)S児を持つ保護者を対象としたセミナーへの参加を勧める」と締めくくってあった。私は、そこに商業的なにおいしか嗅ぎ取ることができなかった。

先生の、「AD(H)Sと診断がつけば、健康保険会社もセラピーの処方箋を出し続けてくれます。今のままでは、遅かれ早かれ、処方箋を打ち切られると思います。それに、AD(H)Sと診断されれば、学校でも、クラスの風紀を乱すのは、仕方ないと思ってもらえます。先生にしかられずにすみますし、もっと手をかけてもらえると思います。」という言葉に、私は嫌悪感をあおられた気がした。

私は、ニコちゃんがAD(H)Sだと診断されてしまうことが、ニコにとってプラスに働くとは思わない。どうせ薬かセラピーかの二択だけ。薬は絶対に反対。必要だと思えない。セラピーだって、診断があってもなくてもおなじことをするだけ。
「ちょっと心配だったから、私から小児科の先生にお願いして、通っています。」というお母さんがいたが、その人のお子さんとニコちゃんは全く同じことをしている。セラピーを受けている子が多くて、まるで流れ作業。一人ひとりにあったプログラムではない。
もちろん、マイナスにはならないが、このセラピーに通う権利を獲得するためにAD(H)Sの認定を受ける必要性を感じない。

ニコちゃんは確かに集中力がない。いつもふざけてばっかり。でも、それが、薬を飲んで修正しなくてはならないほどの限界を超えているとは私にはどうしても思えない。学校の宿題だって、毎日やる。宿題はやらなくていけないもの、ということはわかっているからだ。ピアノの練習も、いやいやではあるが、毎日する。
まあ、ここまできたら、もやもやを吹っ切るためにも、テストを受けて、診断してもらうほうがいいのかもしれないとも思えてきた。診断結果がでても、薬を拒否する姿勢は変わらないが、とりあえずテストをしてもらう方向で、来週小児科医に相談してみようと思う。





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最終更新日  2014年02月20日 00時00分22秒
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