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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年03月18日
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カテゴリ:子供
昨日、夜、ニコちゃんが、「ママ、これ、ヨハネスにもらったの」と急に言い出して、手のひらを広げて見せた。ニコちゃんの手のひらには、50セント、10セント、5セントなどの小銭が何枚かのっていた。本物のお金だった。
昨日もニコちゃんはヨハネス君と遊んでいた。ヨハネス君が「ニコ、遊ぼう」とうちに来たのだが、昨日は、天気もよかったし、賢浩が体調を崩していたので、外で遊んで、とお願いした。最初二人はうちの庭で遊んでいたが、ヨハネス君は家の中で遊びたいといった。それで、結局はヨハネス君の家に行った。私も庭に出ていたのだが、ヨハネス君の家に行く前に、ニコちゃんが一たん家の中に入った。たぶん、水でも飲んでいるのだろう、とその時は気に留めなかった。

ニコちゃんが家に帰ってきてから、「何して遊んだの?」と聞いたら、「モノポリ」と言った。そのあと、公園に行って遊んだと話してくれたが、お金のことなど、そのときは何も言わなかった。なぜ、寝る前に急に思い出したように私に言ったのかわからないが、子供の間でお金のやり取りをすべきではないと思っているので、詳しく正した。
ニコちゃんは、たぶん、私に、「すごいね。よかったね」といってもらえると思っていたのかもしれない。しかし、私に、詰問され、「言わなきゃよかった」と思っただろうが、後の祭り。

実は、ニコちゃんは、誕生日会のとき、友達からプレゼントとして現金をもらっている。2ユーロコインをくれた子と5ユーロ札をくれた子がいた。そのほか、おもちゃやさんの10ユーロ分の商品券をくれた子がいたのだけど、ニコちゃんは、お金の価値がわからないから、10ユーロ分の商品券には見向きもせず、2ユーロをもらったことをすごく喜んでいた。今度、そのお金で買い物に行こうね、とニコちゃんに言って、現金を棚の中にしまったおいた。

ヨハネス君は何でニコちゃんにコインをくれたのか問いただしたら、「小さいお金だから、要らないと言った」という返事だった。私は、いやな予感がして、棚の中を見たら、案の定、5ユーロ札も2ユーロコインも消えていた。
「持ち出したの?」と聞いたら、「持ち出していない。知らない。」と言い張る。賢浩に聞いても、「とってないよ」と言う。お金がなくなっているのは事実。何度もニコちゃんに問いただしたが、「僕は知らない」の一点張り。すでに、夜の8時だったが、「ニコちゃんが本当のことを言っているとは思えない。本当のことがわからないから、ヨハネスに聞いてこようか?」といったら、棚からお金を持ち出してヨハネス君の家に持っていったことを白状した。ヨハネス君に、自分が「大金」を持っていることを自慢したかったらしい。その現金を見て、ヨハネス君は「ちょうだい」と言ったそうだ。いやだといったけど、明日返すから、といわれ、渡したらしい。その代わり、ヨハネス君はニコちゃんに「たくさんのコイン」をくれたので、ニコちゃんは、対等な取引だと思ったのだろう。
しかし、ニコちゃんの話もどこまで本当かわからないので、8時を過ぎていて、遅い時間だと思ったが、ヨハネス君の家に行った。

ヨハネス君の家では、お父さんが出てきた。私は、事情を説明し、ニコちゃんがヨハネス君にもらったというコインを返した。ヨハネス君のお父さんは、「ヨハネスは、自分のお金はすべて貯金箱に入れています。その貯金箱は銀行に行かないとあけることができないので、ヨハネスがコインを持っているはずがないのですが・・・」と言った。私は、「ニコの話がどこまで本当かはわかりません。もしかして、作り話かもしれませんが、子供がお金で遊ぶのには反対なので、夜遅くとは思ったのですが、伺いました」と伝えた。

ヨハネス君のお父さんは、寝る仕度をしていたヨハネス君を玄関に呼んできた。
「このお金をニコに上げたの?このお金はどこから手に入れたの?」と私たちの前でヨハネス君に聞いた。ヨハネス君は、観念して、「ママの財布からとった」と言った。私はびっくりした。
「ニコのお金は?」と聞いたら、「部屋にある」といって、5ユーロをとってきて、ニコちゃんに返した。ものすごく小さく折りたたまれていた。「あとの2ユーロは?」と聞かれて、「ないよ」と言った。「もう一度、部屋を探しなさい」とお父さんに言われていた。ヨハネス君が部屋を探している間、お父さんは自分の小銭入れから2ユーロを取り出し、ニコちゃんに渡して、「お金のやりとりをしてはいけないよ。」と言った。
ヨハネス君は、「部屋にはない。5ユーロしかもらってない」と言い張った。ニコちゃんは、「2ユーロもとったじゃないか!」と言い返していた。どちらが正しいかわからないが、時間も遅いし、私は、「今回はこれで、解決したことにしよう。でも、二度とお金で遊ばないで。子供だけで買い物にも行かないで」と言った。ヨハネス君のお父さんは、「ヨハネス、君の問題は解決していないから、これから話し合おう」といった。私には、「わざわざ来てくれてありがとう」といってくれた。

ヨハネス君は、ママの財布からお金を取ったことがばれて、きっとすごく怒られたに違いない。ニコちゃんのことを「親に言いつけて!」と逆恨みしているかもしれない。かわいそうなことをしたな、という同情の気持ちもあるが、ちょっと恐ろしくも感じた。
ヨハネス君は、本当に頭がいい。お金の計算もできる。でも、ニコちゃんは、1セントと1ユーロがどれだけ違うのかよくわかっていない。そういうニコちゃんを相手に、5ユーロ札と、10セントコインや5セントコインを5-6枚と交換させてしまうのがずる賢いと思う。わからずにやっているのではなく、ヨハネス君の場合、わかって意図的にやっているところが怖いと思う。

ニコちゃんも、スターウォーズカードが欲しくて仕方がない。だから、それを買うためのお金が欲しい。誕生日プレゼントとして、カードを整理できるフォルダーファイルとカードを何枚かプレゼントしたが、フォルダーには200枚近くコレクションできるのに、ニコちゃんはまだ20枚程度しか持っていない。スターウォーズカードは1パック5枚入りで1ユーロ。そのことは知っているけど、50セントが何枚あったら1パック買えるということはわからない。100セントと1ユーロが同じ価値ということがなかなか理解できない。でも、どこで買えるか知っているから、そのうち、お金を持ち出して、自分で勝手に買ってしまうのではないかと心配だ。

小学校にはジュースの自動販売機もあって、お金を持ってきて、ジュースを買っている子もいる。チェスクラブでも、ジュースが買える。ニコちゃんは、ジュースを買うために、学校やチェスクラブにお金を持って行きたい、としょっちゅう言っている。
自分でお金を使うことでお金の計算や価値を覚える、という人もいるが、私は小学1年生がそういうことをするのは反対だ。ニコちゃんに、お金の計算ができるようになるまで、一人もしくは友達だけで買い物に行ってはいけない、と強く言っているが、守ってもらえるようには思えない。いったいどうしたらいいものか・・・





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最終更新日  2014年03月18日 13時50分19秒
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