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テーマ:小学生ママの日記(28712)
カテゴリ:子供
水曜日は、ニコちゃんは、地元の教会の集会所で開かれるコーラスグループに参加している。
教会のコーラスだから、歌う曲は、そっち系になるが、ニコちゃんは楽しんでいる。 15回参加するごとに、賞品がもらえるそうだ。 ニコちゃんは先週で15回めになったので、小さいアーミーナイフをもらってきた。 プレゼントはいろいろあって、その中から選べるらしい。 教会のコーラスの参加費は無料。指導してくださるのは、神父さんではなく、教会音楽でディプロマを持っている人。すごく世俗的なことだけど、指導者への謝礼とか、賞品とかのお金はどこから来ているのだろうと不思議に思う。ドイツ人の多くは「教会税」をはらっているわけで、その「税金」でまかなわれているのだろうか? ニコちゃんにとって、「賞品をもらう」ということも、コーラスに参加するモチベーションになっているのだが、友達と一緒というのが一番大きい。 コーラスが終わった後は、ヨハネス君と一緒に帰ってきて、うちで遊ぶことが多い。コーラスには、ニコちゃんが幼稚園のときに、一番仲良しだったG君も参加している。G君は入学を1年遅らすことにして、現在は、同じ小学校内の「補習学級」に通っている。クラスが違うので、一緒にいることはあまりなくなったが、たまに休み時間校庭で一緒に遊ぶこともあるようだ。 昨日は、コーラスから帰ってきたニコちゃんを迎え入れようとドアを開けたら、ヨハネス君だけではなくG君もいたのでびっくりした。G君に、「ママは君がここに来ることを知っているの?」と確認したら、「JA」と言われた。 G君は、去年、ニコちゃんお誕生日に来てくれた。でも、うちに来たのはその1回だけ。ママが働いているので、幼稚園のお迎えは、おばあさんがしていたし、なんとなく、ママからは私(もしくは、ニコちゃん)のことが好きではない・・・というオーラが感じられたので、幼稚園の外での付き合いは全くなかった。 G君は、ニコちゃんの部屋を見て、「わー、汚い。これじゃあ、足の踏み場もないよ。僕の部屋はいつもきちんと片付いているよ。」と言った。確かにニコちゃんの部屋は、レゴが散乱していて、かなり大きい部屋なのに、歩き回るスペースがない。 そのうち、子ども達が「おなかすいたー」といって、キッチンに来た。それで、電子レンジで「ポップコーン」を作った。子ども達は、電子レンジの前でどんどん膨らんでいく袋に釘付け。一緒にカウントダウンを始めて、それだけでかなり盛り上がった。お皿にわけて食べ始めたところで、ドアのチャイムがなった。G君のママだった。G君のママは、ポップコーンの入ったお皿を持ったG君を見て、「ポップコーンを置いて、いますぐ来なさい」とものすごい剣幕で怒鳴った。私は、わけがわからず呆然としてしまった。どうやら、G君は、ママに何も言わず、コーラスの後、そのままうちに来てしまったらしい。ママは、あちこち探したそうで、そりゃあ、怒鳴りたくなるよなーと納得した。G君はママに引っ張られながら、「だって、ニコが・・・」と言っていた。 ニコちゃんに確認したら、「今日学校で誘って、ママに聞いておいてねって言ったの。それで、コーラスのときに聞いたら、ママにいいって言われたっていったから、一緒に来たんだけど・・・」と言った。でも、たぶん、G君は、「ニコに無理やり誘われた」と説明しているのだろうな。 ニコちゃんが強引だったのか、G君がうそを言ったのかわからないが、なんだか後味が悪かった。やっぱりG君のママは私たちのことが嫌いなんだなーと改めて思い知らされたような気がした。その原因がぜんぜんわからない。子ども達はこんなに仲良しなのに、切ない気持ちになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月27日 14時03分15秒
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