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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年04月09日
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カテゴリ:子供
昨日は、Ergotheparieだった。
Ergotherapieの待合室で、いつもJくん親子に会う。
金曜日の1件について、担任は、「J君にそそのかされてやったとほかの子供から報告を受けた」と言ったが、月曜日になり、ニコちゃんは、「J君ではなく、AちゃんとB君に言われた」といい始めた。聞くたびにストーリーが変わる。いったい、何が本当なのか、わからなくなってしまった。そこで、J君にも確認することにした。

私は、J君のことを幼稚園時代から知っているが、話をするのは初めてだった。
「J君、金曜日のことなんだけど、本当のことが知りたいから、話してくれる?」と話しかけてみた。すると、J君のママが、「金曜日のことって何ですか?もしかして、セーターのことですか?」と言った。何のことかと思ったら、J君のセーターの両袖が切られていたそうで、そのことで学校から電話があったとのことだった。私は、思わず、「ニコちゃん、あなたがしたの?」と問いただしてしまった。ニコちゃんは、即座に、「E君がしたの」と言った。、E君は一人廊下で授業を受けている子で、人のものをよく壊すらしい。いったい、ニコちゃんのクラスは、どんなクラスなんだ、と思った。
私は、「いいえ、そのことではありません。実は恥ずかしい話ですが・・・」と金曜日の件を話した。J君のママは、そのこと知らなかったようだった。しかし、J君の話も筋が通っていなくて、結局何が本当なのかわからなかった。わかったことは、月曜日の午前中、校長先生にJ君とニコちゃんが呼ばれ、「本当のことを言って」といわれ、「ニコちゃんに教室でおしっこをするように言ったのは、J君ではなくて、AちゃんとB君」と二人で証言した、ということ。この点については、ニコちゃんとJ君の双方が同じことを言ったので、正しいのだろう。しかし、本当にAちゃんとB君のせいなのか、J君は本当に何にも言ってないのか、という点はわからないままだった。もしかして、J君の入れ知恵で、J君は無実だということで口裏を合わせたのかもしれない。


Ergotherapieの先生に、ニコちゃんが金曜日にしたことの顛末を話した。
先生は、もう一度、ニコちゃんに説明を求めた。
ニコちゃんは、「授業中、B君が、いつも僕のことをつついて、嫌だった。」「AチャンとB君は、いつも僕にちょっかいを出す。」「それで、お前は、教室でしっこをしないといけない、って言われて、した」「そしたら、先生に言いつけられた」・・と言うような話をした。私はこの件について、何度もニコちゃんに説明を求めたが、私がはじめて聞くストーリーだった。
Ergotherapieの先生は、「それは、卑怯だね。ニコだけが怒られたのもおかしいね。」とどちらかというと、ニコちゃんの味方だった。
先生は、私に向かって、「これは、ある意味、いじめです。」と言った。もし、嫌がるニコちゃんのパンツを脱がせて無理やりおしっこをさせたのなら、完全にいじめだが、たぶん、ニコちゃん本人も悪乗りして、面白がってやってしまったのではないかと思う。真相がわからないのだけど、この話を聞いたほとんどの人は、「それは、いじめではないか?」という反応をする。

ストーリーがいつも二転三転して、本当のことがわからない、ということを先生に伝えた。また、校長先生からも、「本当のことを何も言わない」ということで、かなりしかられたことも伝えた。
先生は、「それは、ADH(注意力欠陥障害)の典型的な行動の一つです。論理的思考ができず、うまく説明できないんです。本人も、きっと何が本当なのかわからない状態だと思います。うそを言っているわけではないんです。本人はそれが本当だったと思っているんです。」と言った。
ニコちゃんは、平気でよく嘘をつく。やった証拠が明白なのに、あくまでも、やっていないとシラを切りとおす。いつもそのことについては、頭ごなしにものすごくしかっているのだけど、もしかして、それは逆効果だったのかもしれない・・・と先生に指摘されて、思うようになった。
あれは実は自己防衛のためのうそではなくて、もしかして、ニコちゃんの頭の中では、本当の話に置き換えられてしまっていたのかもしれない。だから、あそこまで、迫真の演技ができるのかもしれない。

恵子は、全く手がかからない子だが、学校のこととか進学先を相談してくれるので、なるべく親身になってあげたいと思うし、賢浩は、思春期真っ只中で、扱いが難しい。
3人の子供の振り幅が極端すぎて、頭がパンクしそうだ。





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最終更新日  2014年04月09日 12時50分43秒
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