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カテゴリ:子供
イースターの休み中、日本に帰っていた。
日記を書かない日が続くと、書くのが面倒くさくなる。 日本滞在中に感じたことをとりあえず記しておこうと思う。 今回は、フランクフルトからJALを利用したが、ルフトハンザに比べ、はるかにサービスがよかった。 行きは、子供連れも少なくて、搭乗の際、わざわざ係りの人が「お子様連れですので、優先的に搭乗できますが、どうなさいますか?」と聞きにきてくれた。機内食のデザートは、ハーゲンダッツのアイスだった。機内では、私は「永遠のゼロ」と「アナと雪の女王」を鑑賞した。ニコちゃんは、「アナ」のほか、「ドラえもん」とか「ミッキーマウス」の映画を、ほとんど寝ずにおとなしく見続けていた。せっかく窓際の席にしたのに、離陸前からすでに映画を見入っており、ちょっと残念だった。 東京は暖かかった。賢浩もニコちゃんも、冬でも半そでのTシャツ姿で、20度を超えると「暑い」と文句を言うぐらい暑さに耐性がない。案の定、ニコちゃんは文句たらたらだった。 成田空港から実家までは電車を乗り継いで帰ったが、どの駅にもエレベーターが設置されており、助かった。 切符を買って改札を通る、というのは、ニコちゃんにはものめずらしかったようだ。ドイツには、改札はないからね。 東京では、ディズニーランドに行ったり、水族館、科学博物館、動物園、J-World・・とほぼニコちゃんを中心としたスケジュールだった。大学の同級生に会ったりもしたが、みんなすごく出世していて、一流企業で部長クラスになっていた。なんだか、取り残された気分になった。 友人たちは「ドイツで3人も子育てしているなんて、誰にでもできることではないよ。すごいね。」といってくれたけど、それは、その立場におかれたら誰にでもできることだと思った。日経新聞の紙面を飾ることのほうが、凡人にはまねできないことだと思った。 久々の日本はほんとに楽しくて、3週間はあっという間だった。 フランクフルト空港に到着したとき、ニコちゃんは、半そで半ズボンだった。CAに「まあ、半そで!外は寒いよ」とびっくりされた。外は本当に寒かった。ニコちゃんのような夏の格好をしている人は誰もいなかった。 Stuttgartで急行に乗り換えたが、バイエルンの民族衣装を着た若者がたくさん乗っていて、まるで宴会列車のようだった。電車の中でドンちゃん騒ぎを始め、本当にうるさかった。オクトーバーフェストの時期でもないし、サッカーの試合があったわけでもない。いったい何のお祭り騒ぎだったんだろうか??? 賢浩は、私のいない間、好きなだけテレビを見て、好きなだけPCで遊んで、自由を謳歌していたそうだ。 恵子は、最初の2週間は家にいて、夕飯と買い物を担当してくれていた。賢浩が昼ごはんの担当だったそうだが、毎日12時に起きてくるので、ほとんど恵子が用意していたらしい。恵子は、「2週間、一度も同じ料理を作らなかったよ。でも、毎日何を作るのか考えるのは面倒くさかったし、献立が決まらないから、結局毎日買い物に行くことになって面倒くさかった。私は、将来主婦になりたくない。家事をやってくれる人を雇いたい。」と言っていた。ダイニングテーブルの上には、恵子が図書館から借りた料理の本がたくさん置かれていた。 ニコちゃんは、今回3日間学校を欠席した。今日は3週間ぶりの授業。 「学校に行ったら、先生やみんなからどこに行ってたの? っ聞かれるんじゃない?」と私が言うと、「わかってるよ、日本でしょ」というので、「日本のどの都市ですか?っ聞かれたら、なんて答えるの?」と聞いたら、「Keine ahnung(わからない)」と答えたので、ひっくり返りそうになった。 私「東京でしょ!」 ニコ「あっ、そうだった」 私「東京では何をしましたか?」 ニコ「Wii」 私「もっとほかにあるでしょ!」 ニコ「宿題」 私「そんなのちょっとしかしてないじゃん! ほかにあるでしょ?」 ニコ「ピアノの練習」 私「ディズニーランドに行ったとかあるでしょ!!」 ニコ「あっ、そうか・・・」 私「何を食べましたか?」 ニコ「ポメス(フライドポテト)」 本当に頭痛がしてきた。 ニコちゃんにも日本滞在がすごく楽しくて、最後の週は毎晩帰りたくないといって泣いていた。あんなにいろいろなところに連れて行って、おいしいものもいっぱい食べたのに、それほど記憶に残っていないのだろうか?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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