ドイツでマルチリンガルを育てる

今週からニコちゃんの学校生活が再開され、毎日宿題やピアノをさせることが私の日課に加わった。
とにかく、宿題がのろい。　すぐに、「トイレに行かないと・・」とか「のどが渇いた」と席をはずし、いつまでたっても戻ってこない。一丁前にトイレでマンガを読んだり、トイレの後、そのまま自分の部屋に行ってレゴで遊んでいたりする。マンガ本は、全部しまっておいたのだが、私の不在中に賢浩が勝手に取り出し、家中のあちこちに散乱している状態。トイレにも５冊ぐらいおいてある。

ニコちゃんの宿題を見てやるのは、本当に忍耐が必要。私は気が短いので、すぐに怒鳴ってしまう。
ニコちゃんがここまで集中力がないのは、「病気」で仕方ないことだとしたら、こんなに怒るのは逆効果だということは理解しているが、怒らずにはいられない。どうしても、「馬鹿」と言う言葉を何度も言ってしまう。同じミスを何度も繰り返すし、何度説明しても理解してもらえなかったりすると、「どうしてそんなに馬鹿なの？」といってしまうのだ。

ニコちゃんは、暗算でぱっぱと答えられるときもある。だから、親ばかなのだが、この子はもっとできるはずだ・・・と思ってしまう。そして、できないと怠けているのではないかと感じて、罵倒してしまうのだ。

昨日はＥｒｇｏｔｈｅｒａｐｉｅだったのだが、１年以上通っても何の進歩も見られない。
４５分のセラピー中、ニコちゃんが作業している時間は、正味２０分ほど。本当に通うのが馬鹿馬鹿しくなる。それでも、こんなに診療所が繁盛しているのは、健康保険で負担されており、処方箋をもらうのがそれほど難しくないという背景があるからだと思う。だから、セラピーの質も低くなるのだろう。もっとシステムを変えたほうがいいと思う。