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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
今日は、ニコちゃんも賢浩もチェスの大会に参加しており、久々に静かな時間を過ごしている。
昨日は、午後から、賢浩の友達とニコちゃんの友達がうちに遊びに来ていた。 ニコちゃんは、日本にいるときにおじいちゃんからもらったニンテンドーDSで遊びたがっていたが、バッテリー切れになっていた。充電し始めたが、そんなにすぐにはできない。何度も何度も、「もう充電できた?」と聞きにきた。賢浩の友達は、賢浩のPCでゲームをしたかったようだ。しかし、今週の水曜日、木曜日と別の友達が遊びに来て、仕方なくPCゲームを使うことを許可した。PCゲームをしたいから、友達を家に自分から連れてきているのではないかと疑っている。それで、昨日うちに来た子は別の子であったが、今週はもう2日間もゲームをやらせてあげたから、今日は駄目だと賢浩のPCケーブル(私が管理している)を渡さなかった。賢浩はそれで納得したが、友人はあきらめ切れなかったようで、何度も賢浩に私と交渉するように促していた。ニコちゃんたちはDS、賢浩はPCを使いたいと何度も私のところに来るので、土曜日に自分の家にいるのに、ゆっくりできなかった。 夕飯は、おすしを作った。そのあとで、日本で買ってきたカステラをみんなで食べようと思っていた。ちょうどそこに恵子から電話があった。恵子と電話をしている間、夫とニコちゃん、賢浩は勝手に食べ始め、私がダイニングに戻ってきたとき、彼らはまさにデザートのカステラを食べるところだった。私はお茶を入れて、ゆったりした気分でみんなで食べたかったのに、お皿も出さずに箱から手づかみで食べていて、なんだかそんなささいなことでものすごく腹が立ってしまった。どういう理由でかわからないが、賢浩とニコちゃんのけんかが始まり、賢浩が思いっきりニコちゃんをひっぱたたいたので、ニコちゃんが大泣きし始めた。 私のイライラはマックス。私の神経を逆撫でするように、賢浩が私が普段から忌み嫌う言葉を口にしたので、私も思わず賢浩の背中をバシンとたたいてしまった。そうしたら、賢浩がへそを曲げて部屋を出て行ってしまった。賢浩は庭にある木に登って、上のほうの枝に腰掛けたまま動こうとしなかった。夫は「お前は賢浩を傷つけた。14歳の男の子が木の上で泣いているんだぞ。これがどれほど深刻なことかわかっているのか!!」と私を怒鳴った。「お前は、ニコちゃんばかりかわいがる。もっと賢浩の面倒もみてやれ! もっと賢浩にも愛情を注いでやれ!」と言われた。 夫は何かと言うと「ニコちゃんをえこひいきするな!」「賢浩は繊細な子だから、傷つけるな。」「もっと賢浩を愛してやれ」という。私は、ニコちゃんも賢浩も平等に扱っているつもりだ。怒るときはどちらにも容赦ないし、ほめるときはきちんとほめる。それなのに、一方的に夫に決め付けられて、すごく頭にきた。「このままでは、賢浩はぐれるかもしれない。そうなったら、もう遅いんだぞ!」と私を脅すのは、本当にうんざり。 その後、ニコちゃんのピアノの稽古を見てあげていたのだが、思わず、「あなたに優しくすると、えこひいきってパパに怒られるから、厳しくするね。」と大人気ないことを言ってしまい、かなり厳しくニコちゃんにあたって、泣かせてしまった。見かねた夫が、「そんな風にしか子供を教えられないのか! それがお前のやり方なのか!」と口を挟んできた。「そんなえらそうなことばかり言うなら、自分が面倒見ればいい。」と私は捨て台詞を残して恵子の部屋に引きこもった(私専用の部屋はないから・・・)。 しばらくして、隣のニコちゃんの部屋からは、ニコちゃんがいつも寝る前に聞いているCDが聞こえてきた。 1時間ほどして、ニコちゃんが、「ママと一緒に寝たい」といいにきた。私は、「ごめん、そういうことをすると、またニコちゃんばかりひいきしているって言われるから、一人で寝て」と冷たく突き放した。隣の部屋からニコちゃんの泣き声が聞こえてきた。かわいそうになって、結局は、コアラの親子みたいにくっついて一緒に寝た。 実は、一昨日もそんな感じだった。 宿題をしないと、テレビを見させないと何度も言ったのに、ニコちゃんはぜんぜん宿題をしようとしなかった。 そしたら、賢浩がこれ見よがしに隣の部屋でテレビを見始めた。そして、「ニコ、お前は宿題が終わらないと見られないぞ、ねーママ」と私に同意を求めた。私は賢浩にニコちゃんの宿題が終わるまでテレビを見るな、と言ったが、ニコちゃんはふざけてばかりで、宿題を一向に始めないので、賢浩は、「ニコちゃんにやる気がないのなら自己責任。ボクをまで巻き込まないで」といって、テレビのスイッチをつけた。仕方なく、私が「宿題をやらないのなら、もう寝なさい。」といったら、ニコちゃんは、「ママなんか嫌いだ。もうママと寝ないから!」といって、一人で部屋にこもってしまった。賢浩は、「ママ、ニコちゃんが一緒に寝ないなら、僕が一緒に寝るよ。」と本気か冗談か区別のつかない口調で言った。賢浩は、私がニコちゃんを怒るとものすごく喜ぶ。機嫌がめちゃくちゃ良くなり、とてもいい子になる。ゆがんだ性格だと思うが、ニコちゃんを怒らせるために、わざと私にべたべたくっついてきて、「ママはボクのほうが好きなんだよ。ママは、ニコのことは好きじゃないって!」と言う。 賢浩はアニメ映画を見ていたが、私は興味なかったので、寝ることにした。ニコちゃんの様子を見に行ったら、いじけていた。ニコちゃんの部屋のドアノブには、「ママは入っちゃ駄目!」と書かれた紙が貼ってあった。それでも、中に入ると、「ママと一緒に寝たいな」と言われた。結局は、いつものように一緒に寝た。ママが一緒じゃないと安心して寝られないようだ。 結局は、賢浩だって、ニコちゃんだって、どんなに私に怒鳴られても、大嫌いにならずにいてくれる。どんなに怒っても、仲を修復できる自信がある。でも、夫は、このままでは、いつか子供に愛想をつかされる、という。でも、いまさら自分は変われない。変わろうと努力しようとも思わない。夫に上から目線で子育て論を言われることだけは耐えられない。 、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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