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テーマ:高校生ママの日記(9397)
カテゴリ:子供
昨日は、賢浩の誕生日だった。
朝、「おめでとー」といったら、「えっ、あっそっか、今日誕生日なのか・・・」とそっけない態度。覚えてないはずないのに、誕生日ごときで喜ぶのは子供っぽいとでも思っているのだろうか? 彼が欲しいものは、自分の部屋用のテレビ、スマートフォン、BTLのミュージックビデオ、ヘアケア・スキンケア製品。レゴやベイブレードを欲しがる年齢ではもうないのだ。 ニコちゃんは、昨日は、宿題も集中してやったし、ピアノもきちんと練習してくれた。 近所のヨハネス君が遊びに来たからだと思う。ヨハネス君は、「宿題は15分もかからなかった」そうだが、ニコちゃんは、一生懸命やっても、1時間以上かかる。終わったら呼びに行く、といっているのに、10分おきにうちのドアベルを鳴らす。「まだ終わってないの?」「あと何分かかるの?」といちいちうるさい。宿題の後、ピアノの練習もさせた。一曲弾くごとにグミベアを上げるといったら、頑張って練習してくれた。5回弾いたらおしまいにすると約束したのだが、途中でまたヨハネス君が誘いにきた。ニコちゃんは、「あと2回弾いたらおしまいだから、家で待ってて」と言った。ヨハネス君は、「あと何分かかるの?」と聞いたので、ニコちゃんは、「10分」と言った。1曲30秒ぐらいだから、うまくいけば2分で終わる話なのだが、ニコちゃんには時間の感覚がない。ヨハネス君は、「えー。10分も待つの? それって600秒じゃないか!」と文句を言った。1分が何秒かも知らないニコちゃんとは大違い。ヨハネス君と遊びたい一心で宿題を頑張ってくれたのはありがたいが、やはり何度もうちのドアベルを押されるのは、正直うっとうしい。自分の家でほかのことをして待っていればいいのに、どうしてそれができないのだろう?? 昨日は、恵子が帰ってくる日。 駅まで迎えに行った。恵子は、電車から降りてくるなり、「ママ、きっと信じないと思うけど、今日、すごいことがあったの」といって、ホームでいきなりスーツケースを開けようとした。無人駅で、私たち以外は誰もいなかったけど、こんなところで・・・と思った。 「今じゃなくていいよ。家に帰ってから、見せて」と言ったが、スーツケースの一番上に入れていたようで、すぐに取り出して見せてくれた。それは、サムスン・ギャラクシーのタブレットだった。 「あのね、私、数学・物理の先生が個人的に作った暗号解読のサークルに参加していて、毎月先生が出題する暗号を解いて提出していたの。早く正解を提出した子ほど高いポイントがもらえるのね。でも、4月は忙しくて提出してなかったんだよね。だから、まさか1番になるとは思わなかったんだ。一番成績の良かった子には、小さい賞品があたりますって話だったから、賞品は本だと思っていたの。そしてら、新品のタブレットだったから、びっくりしたよ。それも、全校集会のときに、みんなの前で名前を呼ばれて表彰されたんだよね。正式なクラブではなくて、先生が趣味で作ったサークルだったのに、こんな大げさなことになって、びっくりだよ」と興奮して話してくれた。 恵子が暗号解読のサークルに入っているのは知っていた。いつも、「先生が一生懸命問題を作ってくれるているのに、参加している人が少なくて、先生がかわいそうになっちゃうよ」と言っていた。特に、「エニグマ」の問題が出たときには、難し過ぎて、もともと参加者が少数だったのに、さらにギブアップした子が多かったそうだ。私も、この話をされたとき、「エニグマって何?」と恵子に聞いて、「えっ、ママ知らないの?」とびっくりされてしまった。ナチ時代に使っていた暗号コードらしい。恵子には、難しければ難しいほど面白く感じるようだ。 恵子は、「こんないい賞品とは思わなかった。みんなの前でわざわざ表彰したのは、たぶん、先生がこのサークルを宣伝したかったからかもしれないね。こんな賞品がもらえるなら、ボクも来年はサークルに参加してみようって思う子がいるかもしれないし、先生はそれを狙っていたのかもね。」と分析していた。 来週Abiturの成績がかえってくるそうだが、それ以外の成績は返されたそうだ。苦手の科目も、15点か14点で、平均1.0以下はほぼ確実らしい。 恵子は、中国語大会で知り合ったRちゃんとよく文通しているのだが、Rちゃんの学校では、もうすでにすべての成績が返され、Rちゃんの平均は1.1と確定したらしい。しかし、Rちゃんには、双子の妹がいて、妹の平均は1.0。だから、1.1でも、妹よりは劣るから、それほどすごいとほめられないらしい。学校でも、いつも妹の陰に隠れてしまうか、妹とニコイチに見られるそうだ。そういう愚痴を恵子に漏らしているようだが、恵子は、「双子の姉妹がいなくて良かった。」と言っていた。双子の姉妹って楽しそうだけど、すぐに比べられてしまうから、きついのかな? まあ、うちみたいに、年齢も性格も成績も違いすぎると比較対象になりあわないし、同年齢のいとこもいないし、それは時にはさびしいことだけど、いい面もあるんだと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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