お昼過ぎに恵子から電話があった。今日はAbiturの結果が発表され、恵子は、ラテン語、数学、ドイツ語で満点の15ポイント、英語が14ポイントだったそうだ。全体の成績も900ポイントにかなり近いポイントで、平均は1.0(最高点)だった。それは予想されていたことなので、あまり驚かなかったが、恵子に、「反応が薄くてがっかり」といわれてしまった。どれだけすごいことなのか、実感できないから仕方ない。でも、学校で1番の成績だったようだ。やっぱりLGHで一番っていうのは、すごいことだと思う。
恵子からの電話をきったあと、私は、小学校に出かけた。ニコちゃんの担任と面談があったからだ。担任2人との面談で、時間は15分。ニコの学校の様子はどうですか?と聞いたら、「うるさいです、授業中おしゃべりが多いし、立ち歩くことも多く、集中力がないです。」と言われた。
ある程度は予想していたが、予想よりひどかった。「集中力に問題があるので、Ergotherapieに通わせています。注意力欠陥障害(ADS)ではないかと指摘されており、テストを受ける予定でいます」と話したところ、「それはないと思います。今まで数多くのADSの子供をみてきましたが、ニコは違うと思います。ニコの場合、細かい作業が苦手なので、そういう意味ではErgotherapieに通うのはいいことだと思います。しかし、Ergotherapieの先生は、子供をセラピーに通わせるためにそういう診断をつけたがるので、気をつけたほうがいいですよ。」と言われた。「安易にテストを受けないほうがいいですよ。一度ADSと診断されたら、大人になってから、保険に加入できなくなったり、いろいろな問題が生じてきます。よく考えてみてください。私たちは、ニコは、ADSではないと確信しています。」とのことだった。保険に加入できなくなるという恐ろしい話は、全く誰からも聞いたことがなかった。今からテストをキャンセルしようかな・・と迷ってしまう。テストの結果、なんでもないと判断されればそれに越したことはないし、そうだと診断されたら、それなりの対応策も考えられるから、どちらに転んでもいいことだと思っていたが、急に不安になってきた。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月26日 23時45分59秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る