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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年05月27日
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カテゴリ:子供
今日はErgotherapieの日だった。
先生に、昨日担任に言われたことを話してみた。
「”注意力欠陥障害の診断テストを受けるのは慎重にしたほうがいい。一度注意力欠陥障害と診断を下されてしまうと、大人になっていろいろな保険に加入できなくなる。”といわれました。」と伝えた。
Ergotherapieの先生は、「公的健康保険は誰でも入れます。たぶん、追加ではいる個人的な保険の話だと思います。もしかして、掛け金が高くなるということはあるかもしれませんが、拒否されるという話は聞いたことがありません。確かめてみますね。でも、診断してもらうのは、マイナス面よりプラス面のほうが多いんですよ。「病気である」と診断されれば、健康保険から「治療」にかかる費用が支払われます。より適切な支援を受けることもできます。学校でもより注意を払ってもらえますし、授業中騒がしことや作業が遅いことにも理解を示してもらえます。その辺を良く考えてみてください。」と言った。

私の大学時代の友人で、ニコちゃんと同じぐらいの年齢の男の子を持つママさんがいる。彼女の子供もニコちゃんと似たような問題を抱えていて、学校側から知能テストのようなものを受けるように進められたらしい。公文に通わせているのだが、そこの先生に、「そのようなテストを受けて、アスベルガーと認定されてしまうと、あとあと問題になるかも知れませんよ。」と言われたそうだ。友人は、「なんでそんなこと言われたのか意味がわからなかったけど、あなたの話を聞いて、そういう意味だったのか、と思った。」と言っていた。
友人の息子さんの場合、結局テストを受け、結果はグレーゾーンで、授業中に補助員をつけてもらえることになったそうだ。東京都全体がそうなのか、友人の住む区が特に子供の教育に熱心なのかわからないが、学級支援をしてくれる人がいて、必要なら区に申し込むと、そういう手当てしてもらえるらしい。その申し込みには、そのテスト結果と医者の診断書が必要らしい。
そういうわけで、友人の息子さんの場合は、テストを受けたことで、適切な処置が受けられるようになったので、良かったわけである。
しかし、ドイツでは、このような支援は聞いたことがない。結局は、Ergotherapieに通わせるか、薬を服用するかの選択肢しかない。学校では、先生は手一杯で、特別にケアしてもらえるとは思えない。
そう考えると、注意力欠陥障害かどうか白黒つけるのは、あまり本人にとって利点はないように思える。やっぱりテストを受けるかどうか迷ってしまう・・・





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最終更新日  2014年05月28日 00時07分56秒
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