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カテゴリ:子供
買い物に行ったら、昔、ドイツ語コースに通っていたときに、付属の託児所でニコちゃんの面倒を見てくれていた人に偶然会った。彼女は、現在は、ベビーシッターとして、よそのお子さん二人の面倒を見ていて、そのお子さんを連れて買いものに来ていた。一人は1歳ぐらいで乳母車にのっていた。もう一人は2歳児ぐらいだろうか、彼女が手をつないでいた。彼女は我が家の子ども達のことを良く知っていて、「恵はどう? 賢浩はどう? ニコは何年生になった?」といつも気に掛けてくれる。彼女自身も五児の母。
恵子の大学の話しになり、医学部に行くのか?ときかれたので、「たぶん生化学の方向に行くと思います。ドイツかスイスかまだ決めていません。」と答えたら、「スイスのほうがいいわよ。」と言われた。彼女の長男は30歳で現在は、オランダの大学で勉強しているそうだ。「奨学金をもらっているの。一ヶ月1000ユーロももらえて返す必要がないのよ。ドイツより断然奨学金制度がいいわよ。スイスはどうかわからないけど、聞いてみたら?」と教えてくれた。 ニコちゃんの話になり、Ergotherapieに通っているとはなしたら、「うちの一番下の娘も3年間通ったわよ。」と教えてくれた。彼女の娘さんは対人恐怖症だったらしい。最初の1年は自費で通わせたとのことだった。私は、ADSのテストを受けるかどうかを迷っている、ADSと診断されると、将来問題になることが起こりうるといわれた、と話した。彼女は、「今の世の中、ほとんどの男の子がADSみたいなものでしょ。診断されたからって、問題になるという話しは聞いたことないわよ。そんなこと言ってたら誰も保険に入れないわよ。」と言った。 彼女いわく、現代ドイツ社会は、男性受難の時代らしい。首相をはじめ、閣僚にも女性が多く登用され、男女平等の社会になりつつある。女性にとって、もはや男性は必要ない存在で、一人でがんばっていける人が増えた。学校でも女性のほうが成績優秀、社会に出ても、女性のほうが使える存在で、男性は家庭でも存在感がない。そもそも結婚したくてもできない男性が増え、家庭さえ築けない。今の時代、男性はものすごい圧力を子供のころから感じているのだ・・と彼女は熱弁をふるった。ニコちゃんの問題と男女平等の余波とは関係ないような気がするが、もしかして、賢浩の問題とそれとは少し関係があるかもしれない、と思った。 彼女と話していて、男の子を育てるのは本当に大変、ということで一致した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月06日 01時58分42秒
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