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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年06月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
金曜日に恵子の卒業式と卒業パーティーがあった。
卒業生たちは金曜日の13時30分までに自分の寮の部屋の鍵を返さなくてはいけないことになっていたので、その前にまず荷物を全部車に積み込んだ。私と夫はいったんホテルに戻り、着替えてから再び学校に戻った。講堂の入り口で、校長先生が「おめでとう、恵子にとってはいいラストになりそうですね」と声をかけてくれた。私たちは校長先生と直接あいさつしたことがなく、どうして恵子の親だとわかったのかな?と思ったが、アジア人の保護者は3人しかおらず、両親ともアジア人の生徒は恵子だけだから、簡単に見分けがつくのだろう。

式は午後2時半に始まった。まず、音楽専攻の生徒による演奏。恵子もバイオリンで参加した。
その後、校長の談話。続いて音楽専攻の生徒二人による歌。次に、保護者代表の話。また音楽専攻の生徒による演奏。・・・というように、話と演奏が交互に繰り返された。恵子はほとんどバイオリン奏者としてステージにいた。ある先生の話では、ゲーテのファウストが引用されていた。笑いを適度にとって会場は大いに盛り上がっていたが、私にはさっぱり何の話をしているのかわからなかった。

メインイベントは、卒業証書およびプライスの授与。
私はドイツの卒業式に参加したのが初めてだったので(小学校には特に卒業式はない)、ほかの学校もそうなのかこの学校だけがそうなのかわからない。この学校のやり方は、壇上に校長先生と8人の先生が並び、卒業証書だけではなく、そのほかの賞や賞品を一緒に授与するスタイルだった。まず、教頭先生が生徒の名前を読み上げる。続いて、その生徒がどんな賞をもらったかを言う。授与される順番はアルファベット順。生徒の中には、物理やラテン語、数学などで表彰され、紹介も長いし、壇上に上がってからも、校長先生から証書を受け取るだけではなく、数学だったら、数学の教師、物理だったら物理の教師から賞品を渡されたりする子もいれば、証書だけしかもらえなくて、紹介も特にないし、壇上にいる時間も短い子もいた。抱えきれないほど賞品を授与される子と証書だけの子の差がありすぎて、見ていてちょっと違和感があった。
また壇上に上がるときに一人ひとり違ったBGMが流れたのだが、これは生徒本人が選んだそうだ。ムードミュージック、ロック、アニメソング、クラッシク、オペラ・・・さまざまなジャンルの曲が流れた。それを聞くだけでも楽しかった。成績がそこそこの子は、卒業証書しかもらえなくて、さびしい感じがするのだが、ある男の子はBGMを口ずさんで、ちょっと舞台上でのりのりになって、笑いを誘っていた。そういう態度だと救われるけど、証書しかもらえなくて、きまり悪そうにしている子もいて、こういうやり方はどうかな?と思った。しかし、証書を渡すのと、プライスを授与するのを別々にすると、時間がかかりすぎるということで、こういうやり方になったらしい。

恵子は、卒業証書のほか、アビの成績が優秀だったので、メダルと、ラテン語でプライスをもらった。また、学校からドイツ政府奨学金に推薦される4人のうちの一人に選ばれた。

卒業証書授与の後、音楽専攻の生徒による演奏。その後、学業のみならずあらゆる面で特に顕著な功績があった生徒に授与される特別賞の表彰があった。まず先生によって受賞理由が語られ、最後に名前をよばれ、呼ばれた生徒は壇上でメダルを授与される。学校の生徒委員で頑張った子や、数学の大会に7年生からかかさずに参加し、ブレーメンの研究所で自主研究に参加していた子などが表彰された。5人表彰された子が壇上に並び、最後にドイツ語の先生がプレゼンテーションを始めた。
「この生徒は、ドイツ語が母国語でないにもかかわらず、アビでは15ポイントを獲得しました。今年のアビの最高得点をたたき出したのも彼女です。」と話し始めたので、恵子のことだとわかった。
恵子は、この日ふたつのメダルをもらった。それぞれのメダルには、学校名と西暦のほか、名前も刻まれていた。一生の宝物になると思った。





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最終更新日  2014年06月08日 16時54分44秒
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