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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年06月22日
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カテゴリ:子供
恵子は今秋の大学進学に向け、すでにスイスのA大学に願書を送った。
A大学は入学試験が8月にあり、どの学科を専攻する場合でも、物理と数学の筆記試験を受けなくてはならない。そのほか、化学と生物の口答試験もある。合否が判明するのは8月末。授業は9月15日から始まる。合否がわかる前に、下宿先を探しておかないと見つけるのが大変だと恵子の学校の卒業生で現在A大学に在籍している人が言っていたそうだ。しかし、エージェントは、入学許可を持っている学生としか契約しない、と言う。自宅から通える距離ではないので、下宿先が見つからなければ、ホテル暮らしになってしまうし、そんな金銭的な余裕はない。A大学が本命なので、気をもむところだ。
物理は11年生、12年生で履修しなかったので、恵子は参考書を中国にも持っていって勉強しないとまずいのではないか、といっている。しかし、中国留学中に寮の部屋で物理の勉強をするなんて、もったいないと思う。


ドイツの大学は願書締め切りは7月半ばだが、中国に行くので、今週中に願書をすべて出し終わらないとまずい。恵子はB,C,D,Eの4つの大学に絞った。ドイツの大学はオンラインで願書を提出できるようで、すごく便利。スイスのA大学は成績表の「原本」まで送らなければならなかったが、その点ドイツの大学はスキャンして添付すればいいのだから、手間が省ける。(一部の大学だけかもしれないが・・)
B大学は、恵子が選考したい分野でドイツでは一番にランク付けされている大学なのだが、10月半ばから授業は始まるが、9月1日から3週間にわたってセミナーに参加することを義務づけているそうだ。本命のA大学の合否がわかるのが8月29日、A大学に合格していたら、B大学は断ることになる。たぶん、恵子の成績からいえば、B大学の入学許可はもらえるはず。しかし、8月29日以降に9月1日から始まるセミナー参加をキャンセルすることができるのかどうかわからない。B大学もかなり遠いので、セミナーに参加するなら、下宿先を確保しなくてはならない。それで、B大学に願書を出すのはやめることにしたそうだ。なんだかもったいない。
とにかく、大学進学にあたり、一番の問題は、住む場所の確保。
私自身は、東京出身で、大学進学にあたり、住む場所の心配をしたことがなかった。
恵子は16歳なので、ドイツの大学に進む場合は、優先的に学生寮に入れてもらえるらしい(この情報がどの程度信頼できるかわからない)が、スイスの場合、国も違うし、土地勘もない。
ほかの受験生はこういう問題をどうやって乗り越えたんだろうか?






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最終更新日  2014年06月22日 16時39分09秒
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