ドイツでマルチリンガルを育てる

アジア人は勤勉なイメージをもたれており、教育熱心な人が多いので、アジア系の子供は学校ではたいていいい成績。恵子はその典型だろう。しかし、我が家の息子二人は残念ながら例外に所属している。
２週間のスクールホリデーが終わり、昨日から賢浩もニコちゃんも学校生活が再開。賢浩は、休み中毎日１０時ごろまで寝ていたので、その習慣が抜けず、昨日は友達がドアのチャイムを鳴らす音を聞いて、あわてて飛び起きていた。しかも、時間割りもそろえておらず、あたふたしていた。
数学の授業中、先生（担任でもある）が、「私は君ほど怠惰なアジア人に今まであったことがない」と言い放ったそうだ。先生の気持ちが良くわかる。

通常、月曜日は午後も授業があるのだが、昨日は午後はすべて休講。ものすごくいい天気だったが、賢浩は部屋にこもってPC三昧。「宿題で使う」といわれると、PCを使わせないわけにはいかないが、宿題なんかしないで、ゲームばかりしている。ニコちゃんは、プールに行きたいというので、連れて行った。プールで、賢浩のクラスメートに会った。こんなに晴れた日は、プールで過ごすのが健全だよなーとうやましく思った。
しばらくして、雲行きが怪しくなり、雨が降ってきたので、家に帰った。雨はすぐにやんだ。夕方ニコちゃんは、サッカーの練習があったが、「疲れた」といって、家でごろごろテレビを見ていた。サッカーはうちのすぐ近くで練習しているので、庭に出ると、コーチが「もっと走れ」「パスをまわせ」と大声を張り上げているのが聞こえた。うちの子は、仲間とサッカーをしたり、プールで遊ぶよりも、家でテレビやパソコンの前に座っていることに興味があるなんて、なんだか悲しくなった。