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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年07月16日
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カテゴリ:子供
ニコちゃんの前担任の考えで、ニコちゃんたちのクラスの児童はみんな「連絡帳」を買わされた。しかし、先生からの連絡が書いてあることはほとんどなく、こちらから要望のようなことを書いても、思ったような反応もかえってこない。時々、「宿題を忘れました」というスタンプが押してある程度。もうすぐ学期末を迎えるが、最初の2-3ページしか使ってない。
昨日、たまたま連絡帳を開いたら、先生からのメッセージが書いてあった。
「ニコは、ものすごく頻繁に鼻血を出します。一度耳鼻咽喉科に行って検査をしてもらってください。」とあった。本当にニコちゃんはすぐに鼻血を出す。ほぼ毎日。今までも何度か医者で相談したが、「たいしたことないです。」「小さい子にはよくある話です。」と流された。賢浩もしょっちゅう鼻血を出していて、周りから、「医者に見てもらったほうがいいですよ」と何度も言われた。医者には、ニコちゃんとおなじようなことを言われただけ。実際、賢浩は、小学校に入ってからはほとんど鼻血を出さなくなった。ニコちゃんもそのうち治るだろうと思っていたのだが、先生が連絡帳に書いてくるのだから、よほどのことなのかな?と思った。それで、一応、小児科と耳鼻科の予約を取った。耳鼻科の予約を取るのは難しく、1ヵ月後の予約しかもらえなかった。小児科は今週の金曜日に予約できた。たぶん、言われることは同じだと思う。根本的な解決策はないのだと思う。

昨日は、Ergotherapieの日だった。ニコちゃんがしていることは、どちらかというと、読み書きのお勉強という感じだ。同じ時間帯に同じクラスの子もセラピーを受けているのだが、その子の宿題のプリントをみせてもらったら、84+12というような問題がたくさんあって、まるで算数のプリント。その子は、2年生から1年生に落第してきたので、2桁の足し算引き算はすでに習ったことなのかもしれない。しかし、1年生の算数の範囲は、答えが20までの引き算足し算をマスターするということだから、かなり先の勉強をしていることになる。こういう子が1年生で同じクラスで勉強しているのが不思議に感じる。

そろそろErgotherapieも満了に近づいてきた。今後、継続してセラピーを受講するには、3ヶ月の休止期間か「AD(H)S(注意欠陥障害)」であるという診断書が必要になる。ADSのテストを受けるようすでに申し込んでいるのだが、希望者が多くまだまだ順番が回ってこない。2月の末に申し込んだのだが、その時点で6ヶ月待ちと言われた。そろそろ5ヶ月がたとうとしているので、どのような状況か電話で督促してみてください、とセラピストに言われた。それで、電話をしてみたのだが、なんと現時点でも、ニコちゃんは待機リストの15番目。いったい、2月の時点ではニコちゃんの前に何人の子供の名前がリストに載っていたんだろうか?
「だいたい、あとどれぐらい待つことになりますか?」と聞いたら、「基本的に毎日テストを行っていますが、子供によっては3日間テストにかかる場合もあります。1日で終わる子もいますが、子供によって違うので、15番目だから15日後とは言えせん。」と言われた。子供の集中力が高い時間帯を選んでいるので、いつも午前中のみしかテストはしないらしい。
私は、知能テストのようなものを想像していたのだけど、話を聞いて、思っていたようなテストとはちょっと違うのかな?と思った。
2月の上旬に前期の成績表をもらうので、その結果を見て、2月は毎年、試験の申し込みが殺到するらしい。今年の2月は特に多く、例年の倍以上の申し込みがあったそうだ。情報が交錯して、ちょっとでも不安があると、「もしかして、自分の子供はADS(注意欠陥障害)では?」と思い込んでしましまったり、先生との面談で、そういう可能性を指摘されたりする人が多いのだろう。
まあ、気長に待つことにしよう。





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最終更新日  2014年07月16日 17時25分29秒
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