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カテゴリ:子供
昨日は終業式。賢浩もニコちゃんもそれぞれ成績表をもらって帰ってきた。
賢浩の成績は、2と3のオンパレード。本人は4が一つもないことを自慢していたが、1も一つもなかった。英語なんで普通にしていれば1になれるはずなのに・・・結局、得意と言える科目さえなくなってしまった。残念なことだと思う。 ニコちゃんの成績表には数字的な評価はない。小学校1年生は先生のレポートだけ。 書いてあった内容は、 ・友達が少ない。特定の子としか遊ばない。 ・ルールを守ることが出来ない。 ・整理整頓をすることをもっと学ぶ必要がある。 ・集中力に波がありすぎる。 ・ゆっくりではあるが文章を読んで理解はできる。 ・算数は能力はあるが、出来にムラが多い。 ・宿題をいつもやってくるわけではない。 ・はさみ、色鉛筆、絵の具、のりなどの使い方に問題がある。 オブラートに包んだ書き方ではあるが、結構ネガティブな内容ばかりだった。 予想していたが、もしかして、ニコちゃんの学校での態度は、私の想像より悪いのかもしれない。 学年末なので、学校においてあるものをすべて持って帰ってきたが、一番驚いたのは、ニコちゃんが書いた絵。 たとえば、ドイツ語で、単語を読んで、その下にその絵を描くという課題があった。パパ、は丸の下に大の字に似たような記号を書いただけ。 ママ の絵は、誰がみても「ペンギン」にしか見えない。ズボンは、長方形が二つ並んでいるだけ。とにかく理解に苦しむ絵ばかりだった。 家では、レゴで遊ぶのが好きで、よく自分のファンタジーでいろいろとオリジナル作品を作っているが、どれもとても単純で、安定性もない。創作能力が低いと思う。折り紙を教えても、きちんと折ろうとせず、「いいこと思いついた」といって、適当にぐちゃぐちゃに折って、これがペンギン、とか、犬とか、単なるゴミを丸めただけのような作品を作る。細かい作業や順を追って行う作業が本当に苦手。この夏休み、もう少しどうにかしなくては・・と強く思った。 恵子は、4週間の中国語研修で、最後に筆記と口頭のテストがあったそうだが、90点と93点の出来だった。100点満点で60点以上が合格というテスト。できる子は、どこに行っても、どんな科目でもできるのだなー。 恵子が中国で一緒だったドイツ人の男の子M君は北ドイツに住んでいる13歳の8年生。彼も恵子みたいな子で、学校の成績はスポーツ以外は全部1だったのだそうだ。結局、男の子だから集中力がない、女の子だからまじめ、という問題ではなく、個人的なことなんだなー。恵子もM君も去年中国語大会で1位だったので、今回の語学研修に参加できたわけだが、M君は、大会後地元に戻ってから、多数のメディアのインタビューを受けたそうだ。ラジオにも出演したらしい。M君の住む州では、10年生を対象にしたジャーナリスト講座があり、州で参加できるのは20名だけ。応募者が毎年殺到するらしいが、M君は推薦枠で参加できることになったそうだ。恵子の場合、1位をとったからといって、特別なことがあったわけではない。自慢に聞こえてしまうので、あまり周りにも話してないと言っていた。 M君のお母さんは、去年、表彰式に参加していたのだが、そのときに隣に座った保護者が、恵子が表彰されたときに、「そりゃ、あの子は家で話しているだろうから、できるに決まっているわよね。」と言っていた、と教えてくれたそうだ。M君のお母さんも、現地で始めてあったときに、「で、あなたの本当の実力はどの程度なの?」と聞いてきたそうだ。やっぱり、見た目で判断されてしまう。日本語が出来て当たり前。中国語が出来て当たり前。家で英語を使っているのだから英語が出来て当たり前。ドイツにいるのだから、ドイツ語も出来て当たり前。そう思われてしまうのは仕方ないことだと思うけど、当たり前のことじゃないんだよ!大変な努力が必要なんだよ!と声を大にして言いたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年07月31日 15時06分14秒
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