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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年08月22日
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カテゴリ:子供
昨日の夕方、恵子がスイスから疲れきった顔で帰ってきた。
月曜日から水曜日の3日間は筆記試験、そして昨日は2科目の口答試験があった。
口答試験の日程はみんなばらばらで、筆記のすぐ翌日にある子は少なく、しかも、1日2教科というのは珍しいケースらしい。
恵子は得意の数学の試験が思うような出来ではなかったので、合格は難しいと思う、と言っていた。
数学はAbiでも15点(最高点)で、特に勉強しなくても出来るだろうとタカをくくっていたようだが、初日の問題はものすごく難しく、完璧に出来たと思う問題が一つもなかった、と嘆いていた。この大学の数学の試験では、電卓を使うことは許可されていない。ちなみに、ドイツのABIでは電卓使用していい問題もある。電卓なしでは不可能な問題があり、一生懸命知恵を絞って答えを導いたそうだが、周りの子が、「公式にあてはめ、式だけ書いた」と言っていたのをきいて、「計算する必要がなかったのか・・・」と愕然としたといっていた。

面接は、3人が同じ時間帯に呼ばれる。説明があったあと、一人づつ順番に呼ばれ、1対2のインタビュー。一人が受験生にインタビューをし、もう一人が評価を書いていたそうだ。

昨日は、生物と化学の口答試験。
最初の科目は8時からなので、15分前にいったら、誰もまだきていなかった。しばらくして、担当の先生が来て、「あ、もう来たんだね。君と同じグループの後の2人からは、筆記試験後、口答試験を放棄するという連絡があったから、君一人だよ。」と言われたらしい。
恵子は、「2人は筆記が出来なかったらから、口答試験を受ける意味はないと判断したみたいだけど、試験官は、きっと私のこと、筆記があんなに出来なかったのに、この子は口答試験に来ているー、って驚いていたかもね。」と言っていた。

生物の面接では、まず、細胞の断面図の写真を見せられ、「これを説明して」と言われたそうだ。それは問題なくクリア。次は、南北アメリカ大陸の地図と白っぽいうさぎ、茶色っぽいうさぎ、いろいろな種類のペンギンの写真を渡され、「思うことをいってみて」という問題だったそうだ。生物を勉強する時間があまりなくて、生態系だけはすっ飛ばしていたので、写真を見たとき、ぎょっとした、といってた。
ウサギについてはなんとなく説明できた。しかし、もっとウサギの身体的違いも説明して、と要求された。白うざぎの耳は短く、茶色のウサギの耳は長いのだが、寒冷地に住むウサギは、体温が失われないように耳が短くなっている、というような説明で乗りきったそうだ。でも、ペンギンがわからなかったと言っていた。ペンギンには、それぞれ身長と体重が書いてあり、それが生息地に関係しているのだが、うまく説明できなかったらしい。それで、試験官は、「XXXって言葉、聞いた事ある?」と尋ねたそうだ。そういわれて、聞いたことはあるなーと思ったけど、勉強したことはなかったらしい。
次の問題は、3種類の体温のグラフを見せられ、「説明して」というものだった。変温動物と恒温動物はわかったが、最後の一つは変わった変動をしていて、とりあえず、両生類と大雑把に答えておいたそうだ。その後は、動物の写真を何枚か見せられ、「名前を言って、説明して」という内容。これが、普通の筆記試験なら、ちょっと考えて、何かしら答えらしきことを書けると思うが、その場で即答していくのは、大変なこと。パニックになるといっていた。

面接は正味15分ぐらいだったそうだ。その後、いったん泊めていただいている家に戻って昼寝。そして、午後、また大学に戻り、化学のインタビュー。
恵子のグループは二人が脱落して、恵子だけなので、待ち時間もなく、すぐに面接開始。
最初は、元素記号などの常識問題。その後、「xxxに加熱した場合、どういう変化が起こるか、化学式はどうなるか?もともとのXの量はどうなるか?」「この風船の中に入っているヘリウムガスの重さを計算して」とか、そういうような問題だったらしい。その場で化学式を解いていかないといけないので、普通にやれば出来るのに、あせって、たくさんミスをしてしまった・・と嘆いていた。「本当なら出来るはずなのに、悔しい」と家に帰ってからも、クッションに八つ当たりしていた。

恵子は、「もう本当にくたびれた。試験会場と泊まっているところを往復しただけの4日間だった。」と疲労困憊だった。しかし、まだ2教科口答試験が残っており、15分の面接のため、片道2時間かけて、通わないといけない。確かに、放棄したくなる。恵子にも「もう、やめちゃえば?ドイツの大学に行けばいいじゃない」と伝えたが、やはりここまで来て辞めるというのはもっと馬鹿馬鹿しいこと。1日休養して、また頑張る、と言っていた。

恵子が不在中、ドイツの大学から、入学金の振り込み通知が来ていた。日本円に換算しても2万円ぐらいなのだけど、もし入学しなかった場合は半額返金してもらえるそうだ。良心的だなあー。

あと、恵子には、外国後大会の決勝ラウンド後のパーティーへの招待状も届いていた。パーティーはケルンの商工会議所で行われ、政財界、マスコミ関係者も招待されているとのこと。9月1日までに、旅行日程を伝えて下さい、と連絡があったそうだ。来週大学受験がすべて終わったら、今度は外国語大会にむけ、ラテン語、英語、日本語、中国語、そして、TOFLEの勉強を始めることになるのだろう。恵子の友達は、「何もすることがなくて暇、早く大学の授業が始まらないかなー」といっているそうだ。恵子の場合、3ヶ月の夏休み、ほとんどが勉強に費やされ(中国にいくことはできたけど)、ちょっとかわいそう。せっかくAbiで1.0をとったのだから、もっと楽に過ごせたはずなのに、要領が悪いなーとも思う。






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最終更新日  2014年08月22日 12時45分15秒
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