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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2014年09月16日
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カテゴリ:子供
昨日は、子ども達の始業式。大量の教科書を持って帰ってきた。これに一冊一冊カバーをつけないといけないので面倒くさい。市販のカバーもあるのだが、なるべく透明フィルムで手製のカバーにしてくださいといわれている。この作業が面倒くさい。ギムナジウムの教科書は、半分は、今まで使っていた子がしていたカバーがそのまま付いているのだが、小学校の教科書は、返却するときに必ずはずせといわれる。なんでだろう?

昨日の夜、恵子とスカイプで少し話した。
日曜日の夜、部屋を見に行ったのだが、見学会には10人ぐらい来ていて、その後、「ほかの人に決まりました」というメールをもらったそうだ。今までも、メールで申し込み、「その部屋は、もうほかの人に譲りました」と断りの返事を山ほどもらって落ち込んでいたが、実際に見学に行って、落とされたのはこれが初めて。地味に傷つくシステム。
今申し込んでいるのは、「私たちのフラットメートを募集します。明るい人希望。自分のプロフィールと写真をメールで送ってください。いいなと思えたら、こちらから連絡するので、面接に来てください」という上から目線のコメントが付いている部屋。受け入れてもらえる気がしない。年齢が若すぎるというのも恵子の場合ネックになっているようだ。見た目も地味で、性格もおとなしくてまじめだし、フラットメートにしたいと思ってもらうのは難しい。厳しい世界だ・・・

現在は、知人のご好意に甘え、居候生活をさせてもらっている。仮住まいなのだが、スイスに到着してから2週間以内に滞在許可を申請しないと、警察に事情聴取される場合もあるとか・・・。そもそも、スイス入国の際にパスポートチェックを受けていないので、陸路で入った場合、いつ入国したか特定するのは難しいと思う。大学当局から入学者のリストを入手しているのだろうか? とにかく、居候先で申請させてもらうしかない。その際、親からの仕送りがはいる口座の残高証明か、親からの手紙が必要とのこと。1ヶ月に1750CHF(約20万円)の支援が可能ということを保障しないといけない。1ヶ月20万円の仕送りって相当きつい。現在の仮住まいから別の地区に引っ越した場合、同じ市内であっても区域がかわると、また申請しなおさないといけないそうだ。

今のところ、学校のかなり近くに住んでいるが、それでも交通費で、毎日8.4CHF(1000円弱)かかる。プラス食費で、どんなに少なく見積もっても、一日の支出が2000円以下になることがない。最初だから、ほかにもいろいろな申請にもお金がかかる。

昨日は、入学式というか、ちょっとしたセレモニーがあって、講師の紹介などがあったようだ。恵子たちの担当講師は、アメリカ人らしい。ドイツ語で話しているが、ものすごいアクセントで、すぐにアメリカ人とわかる、と言っていた。
講師の挨拶の中で、「例年、最初のセメスターで、3分の1が、最初の1年で、50パーセントの学生が脱落します。」との言葉があったそうだ。話には聞いていたけど、やっぱり卒業にこぎつけるのは大変なのだなーと思った。
恵子たちの大学は、セメスター前期の講義は12月まで、次のセメスターは2月末から始まるから、2ヶ月も冬休みがあるのかと思っていたら、1月は9時から18時まで、びっちり実習になるのだそうだ。その際のアシスタントの名前が紹介になったそうだが、名前から判断すると、アシスタントの半分は中国人のようだ。日本人の名前もあったといっていた。恵子たちの大学は、学部生の講義はドイツ語、修士、博士課程が英語となっている。そういう意味では、海外の学生にも敷居が低い。ドイツの大学よりは、国際色が豊かなのではないだろうか。
今日から本格的に講義が始まるらしい。どんな生活になるんだろうか?今はワクワク感よりも不安感が強い。






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最終更新日  2014年09月16日 12時40分50秒
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