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テーマ:小学生ママの日記(28707)
カテゴリ:子供
昨日は、忙しいといういう字は、心をなくすと書くということを身にしみて感じた一日だった。
学校がはじまってから、私の1日は、朝4時半起床、お弁当作り(といっても簡単なサンドイッチだが)に30分。5時過ぎに夫が出かけ、6時半まで私の自由時間。その後、自分が出かける仕度と子供を起こして学校に行かせ、私もほぼ一緒に家を出る。学校から帰ってくると、そのまま昼食作り。そのうち子供たちが帰ってくる。昼食作りと台所の片づけで約1時間。洗濯物を干したりもするので、1時前に帰ってきても2時までは落ち着く暇がない。その後は、ニコちゃんの宿題を見たり、お稽古事に連れて行ったり・・・夕方5時過ぎから夕飯の支度。とにかく、台所仕事に割かれる時間が多すぎる。周りの人に聞いても、夕飯は、パンとハムとチーズなんでかで、料理することはないという。せいぜい、野菜をスティック状に切るぐらいだという。うちでは、夕飯はかならず「暖かいもの」を出せ、といわれている。本当にそれが面倒くさい。下ごしらえだけでもすごく時間がかかる。焼いたり、揚げたりするのにも時間がかかり、こんなこと毎日続けていられない、と夫に文句を言ったら、「それなら、昼食をもっと簡単なものにすればいいじゃないか」と言われた。賢浩が、「僕はインスタントラーメンでもいいよ」といったら、夫が「成長期なのに、そんなものをご飯にするな!」と怒った。 木曜日は、午後も授業があり、その後、月に2回ほど日本語の個人レッスンをしている。もう2年ほど続けている人で、私が忙しくなったという理由で断りたくはない。彼女から、もういいです、といわれるまで続けたいと思っている。彼女も忙しい人で、しょっちゅう出張が急に入り、ドタキャンされることも多いのだが、まじめな人なので、こちらも一生懸命に教えたくなる。 昨日は、午後の授業のあと、買い物を済ませ、日本語を教え、家に帰ったら、5時15分ごろだった。賢浩は午後5時半まで授業があり、ニコちゃんの学童は4時半までなので、ニコちゃんには鍵を持たせていた。木曜日は5時半から、地元のスタジアムでサッカーの練習。スタジアムはうちから遠いので、5時に目覚ましをセットし、目覚ましがなったら、仕度をして出かけるようにと伝えておいた。しかし、家に帰ってきたら、ニコちゃんがまだいて、のんきにテレビを見ていた。 「サッカーに行く時間でしょ。目覚ましならなかったの?」と聞いたら。「気づかなかった」といった。そんなはずはないと思うのだけど・・・・ 仕方がないので、車でスタジアムまで送った。 家に帰ってきて、買い物したものを車から降ろして、ようやく一息つけると思ったら、留守電にメッセージが入っていることに気づいた。ニコちゃんは、「注意欠陥障害」の疑いがあるといわれており、テストを受けるために、2月にセンターに申し込んた。そのセンターからの電話で、ようやく順番がまわってきたとのこと。まずは、子供抜きに親と話し合いたいので、10月X日X時に来ることができますか?というメッセージだった。親との話し合いのあと、別の日に子供のテストをするようなのだが、そのために私が何度も学校を休むのは、はっきりいってきつい。ただでさえ、授業についていくのが大変で、1日休んだら、その分を家で勉強する時間がとれない。授業の50パーセントしか理解できていない状態で、来月2科目のテストがある。現在は5科目勉強しているのだが、ほかの3科目も10月か11月には1回目のテストがあるはず。子供のためとはいえ、授業を休みたくない。せっかく順番が回ってきたけど、キャンセルしてしまおうか、とも思う。夫はもともとテストを受けさせることには反対で、夫に代わりに行ってもらうことは難しい。 ようやく腰を下ろしてゆっくりできると思ったら、ドアのチャイムが鳴った。 玄関によく見かける女性が立っていた。彼女は、よく駐車違反の切符を切っている。日本では警察の仕事のようだが、ここでは、役所の管轄。彼女は、公共の秩序を保つための「Ordnungsamt」の人で、「あなたは、この家の持ち主ですか?それとも借りているのですか?」と聞かれた。そして、歩道に面している垣根が歩道にはみ出しているので、きってください、と言われた。学校が近くにあるので、子供が通学路にしている。枝が道に出ているので、その分歩道が狭くなってしまうので、歩道にはみ出したぶんを全部きってくださいとのことだった。 すでに6時半だったので、今から伐採作業をするわけにもいかず、「週末でもいいですか?」と聞いたら、「もちろん、2週間以内にやっていただければいいですよ」といわれ、ほっとした。今までは、夏の間、3回ぐらいは切りそろえる作業をしていたのだが、今年は1回しかしていなかった。 その後、スタジアムまで車でニコちゃんを迎え行き、夫がいなかったので、夕飯は冷凍ピザで済まし、そのままニコちゃんの保護者会へ。家に帰ってきたのは9時半。昨日は、台所仕事をする暇がなく、台所には汚れたお皿やコップがそのまま残っていた。子供たちは食べるだけ、汚すだけで、何にもしてくれない。賢浩に文句を言ったら、「じゃあ、僕のご飯はこれから作らなくていいから」と言われた。そんなことをしたら、また夫から「成長期の子供なんだから、きちんとしたものを食べさせろ」と文句を言われるに決まっている。自分の勉強をする時間もない。なんだか、家族なんて面倒くさいと思えてきてしまう。 フルタイムで働いて、なおかつ、きちんと家事と子育てをしている人はこの世に大勢いるが、私は半日の学校だけで、すでに1ヶ月でギブアップ状態。兼業主婦ってすごいなーと改めて尊敬してしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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