ドイツでマルチリンガルを育てる

丸々１日以上メールが使えない状態。
サーバーに不具合が生じているらしい。「８パーセントのユーザーがメールにアクセスできない状況が続いています」という表示が出る。よりによってその８パーセントに入ってしまうとは・・・・
私はもともとずぼらな性格で、メールで来るお知らせを読んでも、どこかにメモしておくことはしない。すべて情報はメールボックスの中。恵子からきた、買っておいてほしい専門書、送金先口座、各種申し込みに必要な書類などのメールもすべて読むことが出来ない。恵子に連絡を取ろうとしても、携帯につながらない。
恵子は、昨日、外国語大会に出場するために朝１０時ごろに家を出た。金曜日まで帰ってこない。何度も恵子に連絡を取ろうと試みたが、成功しなかった。午後に一度恵子から電話があった。電車が遅れて、到着が午後５時を過ぎてしまうことを主催者に連絡してほしい、とのことだった。全国大会は、大概、ベルリンとか、ケルンとか、北のほうで開催されるので、我が家から行くのはすごく時間がかかる。今回も６時間以上かけて行くことになった。電車の遅れにはいつもイライラさせられる。

今回は、ファイナルで、４ヶ国語までチャレンジできる。グループでの話し合い、という「試験？」もあり、時事について、自分の挑戦する言葉で話し合う、ということらしい。同じ言語でグループ分けされているわけではない。ある子はロシア語で話し、別の子はスペイン語で答える、という状況になるらしいのだが、まったく想像できない。会話の途中で別の外国語にスイッチしたほうが得点が高くなるのだそうだ。ラテン語は話し言葉ではないので、ラテン語の場合は、ラテン語に関することを英語でいうことになるそうだ。どのような会話になるのか、全く予想できない。
恵子は、ラテン語、英語、日本語、中国語でのぞむ。そこで、「日本では今、何が話題になっているか知っている？」ときいたら、「みたけやま　の噴火でしょ」と言われた。「おんたけさん　でしょ」といったら、「えっ、みたけやま　って書いてあったと思ったけどなー」と言っていた。「Mｔ．Mitake」と書いてある記事があったのだろか？

新学期からニコちゃんを学童に入れた。授業は７時半から始まる日と８時１５分から始まる日がある。私は７時１０分ごろ家を出る。ニコちゃんをその時間に学校に行かせると、７時１５分には学校についてしまう。校舎の中には早く入れないので、入り口の外で待つことになる。朝は寒いので、７時１５分から開いている校舎の入り口の横にある学童の部屋に行ってから、授業に行きなさい、と伝えておいた。学童では、朝７時１５分から８時１５分まで、午後は授業終了後（１１時４５分）から１３時まで預かってくれる。有料なので、利用している子はそれほど多くない。
先生からの手紙で、ニコちゃんは、１時間目がある日も、授業には行かず、学童で過ごしていたことが判明した。「朝、ニコを学童に行かせるのをやめさせてください」と書いてあるのを読んで、びっくりした。ニコちゃんは、授業に出る代わりに学童で過ごすと勘違いしていたようだ。それにしても、学童で児童の面倒を見てくれている人も、「１時間めのある子は授業に行く時間だよ」と一声かけてくれても良かったのに・・・・・
当たり前のことがニコちゃんには理解してもらえず、全く先が思いやられる・・・