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カテゴリ:近所
恵子のWGハンティングはようやく最終章を迎えた。
2週間で10件ほどのWGをみてまわり、ようやく1ヶ所から受け入れるとのメールをもらえた。今日、詳しいことを話し合うようだ。11月1日からの入居となっているのだが、恵子は23日までには現在の部屋を出る必要があり、前倒しで入れてもらえないかお願いしている。そのことについても今日話あうのだと思う。もし無理なら、10日間ほどユースホステルに泊まるか、いろいろ教えていただいた現地にいる日本人の方に連絡を取って、泊めてくれる人を探すかになると思う。 恵子に、そこの家賃はいくらで、引越しに当たっては、どんなものが必要になるのか聞いても、たくさんWGをみたので、いろいろな情報が頭の中でごちゃ混ぜになって、よく覚えていないという。恵子は家具はもちろん、寝具も持っていっていない。布団やシーツはどうするのかと聞いても、返事がない。 しかし、OKをもらえたWGは、たくさんまわったWGの中で、恵子の第一志望だった。6人住まいで、うち2人は恵子と同じ大学の学生。二人は別の大学で日本語を専攻している学生だったそうだ。リビングにも日本の漫画がおいてあったそうで、だから、恵子が選んでもらえたのだと思う。 今日は、本当にいい天気。 お隣さんの庭にとても大きな胡桃の木がある。 今年は豊作で、我が家の庭にもたくさんおちている。それを拾っていたら、お隣さんが出てきて、「よかったら、うちの庭にきて落ちてるのを拾っていきませんか?」と声を掛けてくれた。それで、ニコちゃんといっしょにお邪魔して、庭で胡桃拾いをさせてもらった。バケツいっぱい拾いおわり、帰ろうとしたら、「よかったら、私がどんな家に住んでいるか、みていきませんか?」と声を掛けられた。家の中に招き入れられ、1階、2階、3階と案内してもらった。とても広い家で、部屋数も多い。どこもきれいに飾り付けられ、掃除してある。忙しくて掃除をする時間がないので、掃除婦に来てもらっているといっていた。お隣さんは、5年ほど前にご主人に先立たれ、現在は一人暮らしの70歳-80歳ぐらいの方。子供も大きく、お孫さんでさえうちの子ども達よりも大きい。子供や孫は近くに住んでいるので、よく遊びに来るし、だんなさんが残した会社を引き継いで、長男と一緒に経営しているので、孤独なわけではないのだろうが、やはり、ご主人に先立たれた寂しさは癒えないようだ。ご主人のコレクションとか、ご主人の若かりしころの写真とか、いろいろな思い出の品を見せてくださった。ご主人の書斎もそのまま残っていた。 私は、自分のことでいっぱいいっぱいで、時々家族の存在が面倒くさくなってしまうのだが、遠くない将来、あの時はどうしてその幸せに気づかなかったのか?と後悔する時が来るのかも知れない。どんなに忙しくても家族みんなが元気で暮らせていることを幸せに思い、感謝の気持ちを忘れてはいけない、としみじみ思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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