|
テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今朝、家を出ようと玄関のドアを開けたら、スズメバチが2匹飛び込んできた。追い出そうと試みたが、下手に刺激してまた刺されても困るし、どうしようかと考えている間に、同じ町に住むクラスメートが車で迎えに来てくれたので、気になったが、玄関フロアに閉じ込めたまま家を出た。
クラスメートに、「スズメバチが家の中に入ってきて・・・」と話した。彼女は、「ガレージの軒下に巣を作っているって前に話していたよね。除去したほうがいいんじゃない?」と言った。「でも、隙間からガレージの天井部分にもぐりこんで作っているから、簡単には除去できないんだよ。」と説明した。我が家のガレージの屋根はかわらで覆われているわけではなく、側面は銅版で上は平らで砂利が敷いてある。 友人は、「我が家では、屋根裏にテンがすみついて大変だったことがあるよ」と話し始めた。 テンは、ほんの小さな隙間でも中に入ってきてしまうそうだ。いったん住みつくと、なかなか移動してくれないらしい。わなを仕掛けてて捕まえた事が2度あるそうだが、100km離れた森に捨ててきても、2-3日後には戻ってきてしまうらしい。毒殺することは禁じられている。クラスメートの近所には「猟師(!)」が住んでいるので、彼に頼んで捕獲してもらおうとしたが、「勝手にするとライセンスが剥奪されるので、まずは行政区役所に申請してください。」と断られたそうだ。 そのうちテンが子供を屋根裏で産んで、泣き声で騒がしくなり、我慢の限界になり、屋根瓦をはずして屋根裏に飼い犬を投入。さらには一日中ラジオを大音量でかけていたら、いつのまにかいなくなったとのこと。しかし、隣の家から、お宅にいたテンが我が家に引っ越してきた、といわれたそうだ。 同じ町なのだが、彼女の家は、もっと山の上のほうで、すぐ横は森。庭の物置小屋にもねずみが住みついて、被害が大きいといっていた。 彼女は近所で、鹿を何度も見かけて事があると言った。私もかなり田舎に住んでいるという自覚はあるが、それでも、我が家は町の真ん中近くにあって、学校にも近いし、買い物する場所も近いので、普段の生活には不便さは感じない。テンも鹿も見かけない。 彼女は、庭に囲いをつくり、ニワトリとウズラを7羽づつかっているのだそうだ。毎日新鮮な卵を食べることが出来るといっていた。うちの近くでもニワトリを飼っている人がいて、にこちゃんはそのそばを通るたびに、喜んでえさをあげている(えさを勝手に上げることを許可されている)。我が家にもニワトリがいたら、卵は食べられるし、ニコちゃんは喜ぶだろうし、世話もそんなに大変じゃなさそうだから、いいなーと思って、「雛はどこで買えるんですか?冬は家の中に入れているんですか?」と聞いたら、「ニワトリは冬は卵を産まないのよ。だから、冬は食用にしてます。それで、春になったら、また農家から雛を飼って育てて卵を産ませるんです。」といわれて、かなりびっくりした。彼女は、「私は、カザフスタンの出身で、向こうでは、役に立たなくなったニワトリや牛は食用にするのは当たり前の話だった。飼っているニワトリを食べるというとたいていの人は引くけど、私にとってそれはかなり当然なことなの。」と説明してくれた。彼女は、私よりも一回り以上も年下なのに、小さいころは牛の乳絞りをしてから学校に行ったとか、歯磨き粉などを使っている人はだれもいなかったし、歯医者で検診する人など誰もいなかったが、まわりには虫歯がある人はひとりもおらず、今でも歯医者にいい歯をしているとほめられる、いうような話を当然のごとくするので、びっくりする。彼女は、もともとはドイツからの移民で、現地でもドイツ語で生活していたから、なまりもなく、ドイツ語力には全く問題はない。そのせいもあるのか、彼女は自分にすごく誇りを持っているように思う。逆に、私は、ドイツ語力のなさが引け目になり、自分に自信が持てない。彼女にも内心バカにされているということはうすうす感じる。もっと頑張らないといけないな、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月22日 01時31分39秒
コメント(0) | コメントを書く |