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久々に恵子と話せた。
毎日忙しいと言っていた。実験レポートは締め切りがあるので、夜中の12時まで学校に残って書くこともあるそうだ。3人一組のグループでの実験で、一人ものすごく細かい子がいて、レポートのタイトルのフォントをもう少し大きくしたほうがいい、右に1cmずらしたほうがいい、とどうでもいいようなことをいちいち指示され、切れそうになった、と愚痴をこぼしていた。「そんなことどうでもいいじゃない、って反論しないの?」と聞いたら、「そのあとのグループの雰囲気が悪くなったらいやだから、文句を言いたくない」と言った。レポートは、英語で書かないといけないのだそうだ。読む人がドイツ語が出来ないからだ。恵子の大学は、本当に国際色豊かで、教授陣にも外国人が多い。 しかし、スイス全体では、コンサバティブな人が多く、エコポップという環境団体が提案している「外国人流入を抑制しよう」という政策が物議をかもしているそうだ。エコポップは右翼団体ではない。環境保護の立場から人口抑制を推奨している団体。スイスにこれ以上人口が増えると環境破壊につながる、だから、これ以上外国人移民をスイスに入れるな、ということらしい。 恵子の大学では、外国人比率が高いので、こういう問題には敏感で、学校では、「エコポップに反対しよう」というようなちらしが配られていたらしい。「外国人流入が規制されれば、この学校の国際競争力が著しく低下する」と危惧している人が多いようだ。 外国人移民は歓迎されないというのは、どの国でもある話。だから、外国人である私たちは最低限の義務として、地域に受け入れてもらうために、常に模範的行動をとる努力をするべきだと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月02日 10時29分38秒
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