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カテゴリ:ニコちゃんの言語発達
昨日はにこちゃんのピアノのレッスンの日だった。
家ではなかなか練習をしない。始めて1年(途中中断していた時期はあるが)たつのに、ヘ音記号の音符が読めない。ドイツ語では、Bassschlüsselとか、F-Schlüsselという。二つの点の間が「F」(ファ)になるからだ。にこちゃんは、どんなときも、その「F」を起点にして数える。だからオクターブ下やもっと低い音が出てくると、途中で数え間違えてしまう。でも、自分数えるならまだゆるせるが、「わからない」といって硬直してしまうことも多い。そういう状態になると、もうどうにもできない。 算数の問題でもそう。調子がいいときは、「ママ、問題出して!」と自分からせがみ、「88-9は?」などという問題でも簡単に暗算で答えることができる。しかし、時に、「32-4」のような問題が、まったく理解できないときもある。とにかく、にこちゃんの宿題やピアノのレッスンをみることは、私にはものすごくストレスになり、ついつい、罵倒してしまう。一生懸命やっているようには見えないからだ。やる気がなくて、私が「もういい、勝手にしろ」と言い出すのをまっているだけのように見える。ピアノをやるまで、ほかの事はさせない、と言っても、1時間でも2時間でもピアノのいすに座ったまま、何もしようとしない。宿題でもそう、机に向かってはいるが、何も考えていないし、鉛筆さえ持たない。いったい、学校ではどうしているのかと思う。 ピアノのレッスンは、私も同席している。先週は、途中からやる気を失っていた。理由は、「間違えたときに、ママが笑ったから・・・」だそうだ。私は後ろにおいてあるソファーに座っているのだが、レッスン中は邪魔にならないように気配をなるべく消している。ただ、途中で次の子が部屋に入ってきて、その子と少し話すことはある(もちろん、小声で)。先週は、それが笑い声のように聞こえ、侮辱されたと感じたようだ。 昨日のレッスンは、非常によかった。先生の言うこともよく聞いていたし、集中していた。先生の教え方がうまいからというのもあると思う。非常に穏やかな話し方をする先生だし、子供のレベルに合わせるだけではなく、その日の「体調」にもあわせてくれる。子供が飽きてきたな、と感じたら、次のネタを持ち出し、気分転換させるのが上手な先生だと思う。にこちゃんも、「P先生は優しいから好き。前の先生(代理の先生)は好きじゃなかった。」と言った。やっぱり、先生の当たり外れというか、相性というのはあると思う。代理の先生は、にこちゃんが飽きてきたら、「じゃあ、今日は早く終わろう」「少し休憩しよう」という感じだった。にこちゃんは、家ではぜんぜん自分からピアノを練習しないので、強制的に練習させるのはわたしにとってかなりのストレスになるのだが、本当にいい先生なので、このまま頑張って続けていって欲しいなーと思う。 今日は、午後、またにこちゃんを学習障害支援センターに連れて行かなくてはならない。そして、結果は1月7日に報告される。センターは今年は来週まで。その後は1月6日まで休み。1月7日がいわゆる仕事始めになるのだが、「初日なので、面談の約束を取り付けたくない」と当初は言われた。1月8日(木曜日)を面談日に指定されたのだが、木曜日の午後は私は予定があり、無理だと答えたら、仕方なく1月7日にしてくれた。ドイツの学校の先生は、土日祝日以外に年間70日の有給があると聞いたが、もしかしてこの支援センターで働く人もそうなのかもしれない。2月末に予約をいれ、10月に1回目の話し合いがあり、11月から12月にかけて4回にこちゃんのテスト。そして1月に結果報告。信じられないスピードだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月10日 13時25分48秒
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