2237943 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ドイツでマルチリンガルを育てる

ドイツでマルチリンガルを育てる

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

カシオパイア

カシオパイア

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

チヨミ@ Re:マルチリンガル度数(08/28) 初めまして、ブログの愛読者です。お元気…
カシオパイア@ Re[1]:マルチリンガル度数(08/28) XXXさんへ 返事がだいぶ遅れてすみません…
XXX@ Re:マルチリンガル度数(08/28) ブログ再開されてうれしいです。お忙しか…
カシオパイア@ Re:お帰りなさい(08/28) 気づけば古い読者でしたさんへ こんにちは…
気づけば古い読者でした@ お帰りなさい 私も長らく欧州在住です。もう10年以上…

フリーページ

ニューストピックス

2014年12月13日
XML

今週もあっという間。2つもクリスマス会があったし、毎日何かと忙しかった。

水曜日の午後、ニコちゃんを「学習障害支援センター」に連れて行き、私とニコちゃんはそれぞれ個別に特殊教育の専門家との面談した。まず、最初は私も同席して、ニコちゃんは先生の前で学校の宿題をした。前回はこの宿題に時間がかかりすぎて、ほかのことをする時間がなくなり、もう一度きてくださいということになった。その後、先生はニコちゃんと二人きりで面談をし、その後に私と先生のふたりきりで面談をした。

しかし、一番最初に、「3時半からほかの家族との話し合いの予定があります。1時間半ではすべてを終わらせることができないので、来週もう一度きてください。」と言われた。すでに、計5回も足を運んでいる。来週、それも午前中を指定され、私が難色を示したら、「先週、ご主人に伝えたはずですが・・」」と言われた。主人からは、「12月10日、14時から15時、ニコとの話し合い、15時から16時、お母さんとの話し合い」と書かれたメモを渡されただけ。そのように話したら、「もしかして、ご主人も忘れっぽい人ですか?」といわれ、ちょっと気分を害した。(家に帰って、主人に確認したら、「メモを渡されただけ。来週の約束のことなど何一つ言われていない。そのほかは、1月のアポをもらっただけ。」といった)

 そのほか、「定期健診の記録をかいた黄色い手帳を持ってきてくださいとご主人に伝えましたが、持ってきていただけましたか?」と聞かれた。これも初耳。「いいえ、主人からは何も聞いていません。」と伝えると、あらあら、困った人たちだなーというような顔をされた。この件も後で主人に確認したら、何も言われていないと言った。とにかく、先生の予定表には1-2時間刻みでいろいろな人との面談の予定が書き込まれており、先生がほかの人と勘違いしてしまったのではないかと思う。まあ、これだけたくさんの子供とその保護者と面談していればささいな勘違いをすることは大いにありえると思うが、自分が言い忘れたとは考えないで、こちら側に非があると最初から決め付けるのはどうかと思った。先生は、「注意欠陥障害は、家族の誰かにそういう傾向がある人がいる場合が多いのです。」と言った。つまり、先生には、「注意欠陥障害児の保護者も、注意力が散漫」という先入観があるのではないかと感じた。

結局は、次の予定をキャンセルしてくれた。ニコちゃんとの面談が終わり、私と先生の面談になった。その間、ニコちゃんは、レゴやお絵かきの道具、絵本が置いてある待合室にいるのだが、私と先生の面談中、待つのに飽きたのか、2-3回部屋をのぞきに来た。先生は、私に、「ニコは本当に待つことができない子ですね。」と言った。

先生の話では、「ニコは、かなりの確率で注意欠陥障害児に当てはまるようにみえますが、詳しいテスト結果はまだ届いていないので、今の段階では確実なことはいえません。私の所見としては、ニコには、言語能力の欠如も大きく作用していて、単に注意力散漫なことだけが問題になっているわけではないと思います。ニコと話していると、こちらの話をぜんぜん理解していないと感じます。もしかして、聴覚に問題があるのではないですか?」と言った。実は、このことは以前にも問題になり、専門家の検査を受けたことがある(2011年3月27日のブログ参照)ので、そのことを説明した。結局、あれから、Logopaedieに通い、Ergotherapieに通ったが、まったく効果がなかったということなのだろう。先生は、「ニコは、方向感覚も鈍いと感じました。」と言った。ニコちゃんがのどが渇いたといったので、キッチンに一緒に行ったそうだ。2回目にキッチンに連れて行ったときも、部屋に帰る方向を間違えた、とのことだった。私は、ニコちゃんの方向感覚が特に悪いと感じたことはない。1-2km離れている距離でも、2-3度連れて行ってあげた後なら、一人で歩いて行ける。しかし、たとえば、「あそこにあるあれをとって、」と頼んだ場合、具体的に言ってもなかなか伝わらない。「空間認識力が低い」というのは、よく感じる。

そのほか、ニコちゃんは、怒られること、怒鳴られることに恐怖を感じているといったそうだ。これは、大いに反省しなくてはいけないと思った。しかし、血管が切れそうになることばかりしてくれるので、頭の中ではわかってはいるが、なかなか落ちついて話す状況にならない。

「ニコにとって、恵子の存在が大きいようですね。あと9回寝ると帰ってくる、とうれしそうに言ってましたよ。」と先生が言った。ニコちゃんは、しょちゅう「恵ちゃんはいつ帰ってくるの?」と聞く。もちろん、にこちゃんは恵子のことが大好きだけど、恵子の帰りを待ち遠しく思っているのは、恵子がニコちゃんにクリスマスプレゼントを買ってくれるといったからだと思う。恵子が久々に家に帰ってきても、いつも第一声は、「おかえり」ではなく、「お土産は?」で、恵子をがっかりさせている。

また、先生から、「服用についてはどう考えていますか? ご主人は、ありえない、といってましたが・・」と聞かれた。私は、「私も最初はありえないと考えていましたが、毎日何時間も宿題につきあい、あれもこれも注意する生活に疲れました。もし、薬で改善するなら、悪くないと考えるようになってきました。もちろん、副作用は心配しています。」と答えた。先生は、「薬の副作用については、次回説明します。」と言った。

私からは、先生に、「注意欠陥障害と診断されると、将来保険に加入しづらくなるなどのリスクがあるから、慎重にしたほうがいいとアドバイスされたことがありますが、その辺のところはどうなんでしょうか?」と質問した。先生は、「実は私の末の子が注意欠陥障害児です。今は大人ですが、やはり、保険に加入するときにトラブルがありました。問題になるのは、傷害保険(Unfallversicherung)と身体障害保険(Arbeitsunfähigkeitsversicherung)です。注意欠陥障害を持つ人は、どうしても不注意なミスで怪我をしたり事故を起こす確率が高くなります。それで、加入のときにトラブルがありました。私たちは、すべての人間は平等であるという憲法の原則に抵触すると猛烈に抗議をし、保険会社と闘い、一般と同じ条件で加入できる権利を勝ち取りました。簡単なことではありませんでした。」と言った。

金曜日の午後、ニコちゃんのクラスのクリスマス会が教室で行われた。そのときに、担任に相談してみた。担任は、「ニコが特別扱いづらいとか特殊な子だと感じたことはないですよ。人の話を聞いていない、空想している、と思うことはよくありますが、教室の隅で、ヘッドホンをつけさせて勉強させると、ちゃんとできますよ。でも、問題意識をもってそういう検査を受けるのはいいことだと思います。」と言った。

まあ、結果がわかるのは1月。それまで、なるべく怒らないことを心がけて、お互いが楽しく過ごせるようにしたい。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年12月13日 16時34分47秒
コメント(0) | コメントを書く
[ニコちゃんの言語発達] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X