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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2015年01月11日
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カテゴリ:子供
金曜日、ニコちゃんがテストを持って帰ってきた。ドイツ語テストの2回目。
前回は、3ぺージのうち、2ページは白紙状態。しかも時間はクラス平均の3倍かかったので、「時間がかかりすぎる」と書かれてあった。解答したところもミスが多く、問題を理解していないことは一目瞭然。テスト結果を見た時、正直あまりのできの悪さに驚愕した。
だから、今回、テストの答案で真っ先に確認したのは、ニコちゃんがテストにかかった時間。クラス平均25分の問題をニコちゃんは27分でやり終えていた。空欄の箇所もなく、まずは安心。結果も70パーセントぐらいはとれていて、前回に比べ長足の進歩。前回のテストの後、私も夫もかなりの危機感を抱き、今までよりニコちゃんに時間をかけるようにしたのが功を奏したのだろうか?2年生になってからは、Ergotherapieには通っていない。習い事を減らし、家でのマンツーマンで学習する時間を増やすことが一番いい方法なのかもしれない。

賢浩はあいかわらず、PCゲーム三昧。もう中毒状態といってもおかしくない。実は、ニコちゃんのことで学習支援センターに行ったときに、夫は賢浩のことも先生に相談した。先生は、「夜中の2時3時までPCゲームをしているのはやりすぎです。精神科を受診させ、夜中はPCやスマホを取り上げるべきです。」と言った。夫が「じゃあ、10時ぐらいにはとりあげるようにします。」と言ったら、「ずいぶん寛大ですね。私なら18歳の子でも9時にはやめさせます。」と先生に言われた。
しかし、賢浩はアメリカに住む義姉夫婦に数学とフランス語を教えてもらっており、メールやスカイプでやり取りしている。ちょうどその2教科のテストがあり、冬休み中もしょっちゅうやり取りをしていた。数学は送られてきた問題を別の紙に書き、それをスキャンして送る。フランス語はWORDに直接書き込んで送るので、問題を解く時もずっとPCを使っている。最初は私が義姉から送られてきた問題を印刷して手書きでやらせていたが、賢浩の字が読みにくいからPCに入力してほしいといわれた。つまり、賢浩は20-50パーセントはPCを勉強にも使っているので、取り上げづらい。義姉や義兄からの宿題は、面倒くさいといいながらも一応はまじめに解答している。金曜日に行われた数学のテストは非常に簡単だった、と言っていた。義兄に特訓してもらった成果だ。フランス語のテストは木曜日から明日月曜日に延期になったので、昨日、義姉から新たにテスト勉強用の問題が送られてきて、今日の午後スカイプで答え合わせをするそうだ。だから昨日の夜も、賢浩は、フランス語の勉強をしたり、ゲームをしたり・・と夜遅くまでPCを使っていた。PCをとりあげたところで、フランス語と数学の勉強をしなくなるだけで、あまりメリットがみつからない。仕方ないので、この状態を放置しているが、やはり夜遅くまでゲームをするのはやめさせたい。

恵子は毎日実験で忙しくしているようで、メールをしても返事がない。
休み中、恵子と話したことで面白いなーと思ったのは、「文系の人が数学や物理ができなくても何にもいわれないが、理系の人間が歴史や文学を知らなかったら、専門馬鹿だとたたかれる風潮はおかしい。」という話。恵子は、「法曹界や文系学科出身の人の中には、「私は物理がからきしだめでした」とか「数学は全然できませんでした」ということを、むしろ自慢のように話している人がたくさんいる。そして、それを聞いた人は、納得する。でも、理系の人が同じように、「私は文学が理解できない」とか「私は自分の専門以外のことには興味がない」と言ったら、どこか不完全な人間だと思われることが多い。それは不公平だと思う。」と言った。どんな研究者でも、専門を極めていれば、ほかの事に疎くてもいいのではないか、と言った。一番怖いのは、すべてをそこそこ理解できるが、専門分野においてはそれほどの知識がない人が専門家として働くことだと思う、という考えらしい。

恵子の考えは、私には耳の痛い話だった。私はどちらかというと、物事を広く浅く知っているほうだと思う。これぞという専門性がない。現在、学校に通っていて、よく感じるのは、クラスメートの一般常識のなさ。東京は日本の首都で、中国と日本は海を隔てた別々の国であるということを知らない人がいまだに大勢いることに驚いた。ドイツにいくつ州があり、それぞれがどこに位置し、それぞれの州都はどこかということを知らなくても、専門分野の試験では困らない。私はドイツ語ができない分、かなり大きなハンデがあり、クラスメートにも「落ちこぼれても仕方ない人」と思われている。時々、こんなに一般常識を知らない人に馬鹿にされている自分が惨めに思える。しかし、恵子の考えでいけば、職業訓練校では職業専門知識で評価されるべきであり、私が馬鹿にされるのは仕方ないと納得できる。しかし、このごろ、いまさら勉強するのが面倒くさくなってきた。一般常識のないと私が感じてしまう彼女たちのほうがよほど努力しているのは事実。ハンデがある分、私のほうこそ努力すべきなのに、最近やる気がどんどん失せてきている。
今月末に控えているテスト、今から少しづつ勉強していかないとまずいかも・・・





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最終更新日  2015年01月11日 19時01分16秒
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