ドイツでマルチリンガルを育てる

賢浩に衝撃の成績表を見せられたのが2月6日。1月28日付けの担任からの手紙が挟まれていた。
賢浩に問いただしたら、実は2月2日に成績表を渡されたが、翌日はママの誕生日なので、暗い気分にさせたくなくて、渡せなかった・・・と言い訳した。しかし、その後、もう一度問いただしたところ、実は1月30日にもらっていたことが判明。その日は、午後、賢浩の新しいスマホを買いに行く予定にしていたので、成績表を見せたらスマホを買うのを反対されるから見せなかったんでしょ？と問いただしたら、「そうかもね」ととぼけた。
担任からの手紙には、月曜日の午後に面談したいので、都合を2月4日までに教えてほしい、と書かれていた。金曜日の夕方に手紙を見たので、学校に連絡をすることができなかった。
月曜日の午前中に学校に電話をするつもりでいたところ、週末、担任から直接電話があった。
それで、月曜日の夕方にアポイントをとり、夫と賢浩が昨日先生との話し合いに行ってきた。
担任は2人いるのだが、二人とも同席していた。

まず、夫は、「連絡をせずにすみませんでした。先生から電話をいただけてよかったです。」と挨拶したそうだ。賢浩が1週間成績表を隠していたことには触れなかったそうだ。私だったら、「息子には何度も確認しましたが、まだもらっていないといわれ、2月6日の夕方になって初めて見せられたので、連絡ができませんでした。」と言っていたと思う。先生は、「よくあることですから、問題ありません。」と言ったそうだ。たぶん。先生もわかっているのだろう。

先生は、「学年のはじめはそこそこの成績だったのに、クリスマス以降、急激に成績が全科目で下がったのは、どうしてかな？」と賢浩に聞いたそうだ。賢浩は、「たぶん、パパにクリスマスプレゼントとして、PCタブレットをもらって、ゲームばかりするようになったからだと思う。」と言った。夫は、「おい、成績が下がったのは、パパからのプレゼントが原因といいたいのか？　先生、せっかく喜ぶと思ってプレゼントをしても、こんな言い方をされてしまうんですよ。私が全て悪いんですね。」と大げさに言ったので、先生も笑っていたそうだ。
それほどシリアスにはならず、終始なごやかな雰囲気だったそうだ。先生は、「能力がある子だから、心配はしていないが、もう少し本気になったほうが良いと思う。」と言っていたそうだ。
賢浩の隣に座っていた子は、先週からRealschuleにうつった。もしかして、賢浩も学校を変わることを検討したらどうですか？といわれると思っていたので、ほっとした。
とりあえず、賢浩は、先生とパパの前で、「これからは、もっとまじめに勉強する」「教室の前方に座り、授業中もっと発言するように努力する」と言わされたそうだ。

成績表はかなりひどい内容だったのだけど、先生は、「特に塾に行く必要はないです。もっと成績の悪い子はたくさんいますから・・」と言ったそうだ。しかし、十分悪いことには変わりない。今後の奮起を期待したい。