ドイツでマルチリンガルを育てる

金曜日に日食を背景にクラス集合写真をクラスメートのスマホで撮った。
それをみんなにWhatsAppで送ってくれるという話になった。
クラスでグループを作っていて、これに参加していないのは私を含め4人。
それで、「WhatsApp機能ないの？」と聞かれた。
私は、「子供がダウンロードしてくれたけど、使い方がよくわからない。」と答えた。
クラスメートは、電話番号がわかれば、グループに追加できるよ、と言って、私もグループに含めてくれた。
2月から「念願」（？）のスマホを持ち歩くようになったが、ほとんど使ってない。メールを読んだり、検索するのはいつもPC。スマホで文字を打つのが苦手。だから、SMSのやり取りをしている相手もいない。
ところが、金曜日から、常にメールの着信音がなって、気になる。
消音にしたのだけど、たまにチェックすると、何通か着信している。
個人宛のメールではない。返信しなくてはいけないのか、迷う。

昨夜、いつも一緒に通う人から、「今日はうちの飼い犬の誕生会をしました。」という写真付メールが送られてきた。早速何人かが、「おめでとう！」という書き込みをしていた。
いつも一緒に通う車内で彼女はよく犬の話をしていた。なんだか、既読スルーもよくないかな、と思って、「おめでとう。これがあなたの犬なのね。初めて見たわ」という内容のメールを送ろうと思ったが、うまく打てなくて、賢浩にお願いして書き込んでもらった。
グループに入れてもらってうれしいのだけど、かなり面倒くさいことだとも思った。
確かに便利。お金もかからない。
でも、自分以外がグループを形成していて、常に情報を共有していたら、疎外感が強くなるし、グループに入れてもらえば、過剰な付き合いがわずらわしい。
賢浩もクラスでグループを作っていて、宿題やテスト内容などを問い合わせたり、くだらない話をしたり、WhatsAppを活用している。賢浩も私のクラスメートも、自分たちの学校のクラスでだけではなく、家族間、友人、クラブ活動など、いろいろなグループを形成している。お知らせなど、いちいち電話連絡しなくても、一斉送信で済む。しかし、常に誰かしらが何かの書き込みをしているから、それに返事をしなくては失礼になる、と思って、自分も書き込む。終わりがない。
なんだかちょっと疲れる。