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今日は、母の日なので、朝から一切の家事を夫と子供がしてくれている。
今朝は賢浩が昨夜焼いてくれたチーズケーキとにこちゃんが作ってくれたキウイシャーベットを食べた。そして、にこちゃんから学校で工作した手提げ袋をもらった。夫は、洗い物と掃除担当で、昨夜子供たちが汚しに汚した台所を全部きれいにしてくれた。 こうやって母の日が迎えられるのはうれしいことではあるが、昨夜は「もう母の日なんてなくなればいいのに・・・」と思っていた。 賢浩は焼きあがったケーキを、型からはずさずそのままオーブンに入れっぱなしにしていた。しばらくしてからオーブンをあけたら、なんとケーキの端っこのほうが大胆にほじられ、ねずみにかじられたような状態になっていた。もちろん犯人はにこちゃん。賢浩は「ニコ!!!!」と大激怒。しかしニコは、「僕じゃない」と自分の罪を認めようとしない。賢浩は、「お前には明日、このケーキを食べさせない。お前は僕がママのために作ったものを壊したのだから、僕もお前が作ったママへのプレゼントをぐちゃぐちゃにしてやる!!」と言い出し、なだめるのが大変だった。母の日があるからこんな問題が起きるのだ、と恨めしく思ってしまったのだ。 昨日の夜はみんなで一緒にDVDを見ようとしていたのだが、そんな雰囲気ではなくなってしまったので、私は自分の部屋(恵子の部屋を使わせてもらっている)に引っ込んだ。恵子に愚痴のメッセージを送ったら、久々に恵子から電話がかかってきた。何かいやなことがあると、私はいつも恵子になぐさめてもらっている。私と恵子は、趣味も違うし、一緒に出かけることもまったくないし、いわゆる一卵性母娘という関係ではないのだが、お互いの精神的支えになっている。(少なくとも恵子はわたしにとってそんな存在) 実は今週はずっと恵子と連絡が取れず、やきもきしていた。 メッセージを送っても、既読マークすらついていなくて、すごく心配した。 今までも1週間ぐらい音沙汰がないことは何度もあったが、ギムナジウム時代は、なにかあれば学校から連絡があるので、心配したことはなかった。しかし、今は、何かあった場合、誰もうちに連絡くれる人がいないことに気付いた。 大学の授業では出席も取らないし、WGの人たちだって、いちいち他の人のスケジュールを把握しているわけではないので、1週間ぐらいいなくても何の心配もしない。そもそも恵子の実家、つまりうちの連絡先を知っている人が周りにはいないし、私も恵子の知り合いを一人も知らない。特に仲のいい友人はまだいないようだし、考えれば考えるほど心配になってきた。 恵子とは、今週あったことなど、たわいもない話をした。 先週末のWGの入居人面接の結果を聞いたら、「8人面接したのだけど、そのうちの一人が私たちのWGの中の二人と知り合いで、結局その子に決まったの。面接する前からその知り合いの子にほぼ決まっていたから、ちょっとアンフェアだと思ったよ。」と言った。やっぱりどこでもコネが大切なんだなーとつくづく思った。 わざわざ面接に来た人たちがかわいそうだと思った。 面接に来た人の中には、恵子がいいなーと思った人も何人かいたそうだ。そのうちの一人はベネズエラからの留学生で、来年の2月に帰国するので、滞在期間が短すぎるということで、全員一致で不合格。応募のメールには滞在期間のことを触れていなかったので、面接するまでわからなかったとのこと。お互いに時間を無駄にした感じだ。でも、恵子にはすごく好印象を与えたようで、「ああいう人と一緒だったら楽しいだろうな、と思った。」と言っていた。 イタリアからの留学生もすごく印象がよかったのだが、恵子以外の人は、「あの人は、どう受け答えをすれば好印象が与えられるかわかって、演じているようにみえた。言っていることがうそっぽく聞こえた。」と評価していたそうだ。恵子は、「すごくいい人そうに見えたのだけど、私がだまされていただけなのかな?」と首をかしげていた。 あと、インドからの留学生については、「彼は博士課程の人ですごくスタイルがよかったよ。私はあんまり見てなかったのだけど、みんなは彼の腕時計は500スイスフラン(6万5000円弱)以上するものだったって言ってた。」と言った。恵子の話しにすごく違和感を感じた。恵子が「スタイルがいい」というのを「趣味がいい、おしゃれ」という意味に使っていることに気付いた。「日本語では、スタイルがいいというのは、モデルみたいな体形の人に使う言葉だよ。長身でやせていて足が長い人とか、見た目を形容する言葉で、身につけているものとは関係ないよ。」と教えたら驚いていた。恵子は英語の直訳で、スタイルがいい、というのは、センスがいい、という意味だと思っていたようだ。 授業料を払って博士課程で学ぶのは日本ぐらいだと聞いたことがあるが、スイスでは博士課程に進むとお金がもらえる。恵子の大学の場合、かなり高額な給与が支払われるらしい。その博士課程のインド人留学生は「君は高給取りなんだから学生用アパートに住む必要ないだろう、と言われて今すんでいるところを追い出されることになりました。はははは・・・冗談ですけど」と言ったそうだが、面接していた人たちは、「冗談じゃなくて、きっと本当にそうなんだろう。このアパートは28歳以下なら学生でなくても住めるけど、やっぱりそんなにお金もらっているなら、普通のアパートにいくらでも入居できるはず」という理由で、誰も彼に同情しなかったそうだ。 こういう話を聞くたびに、本当に恵子は住むところがみつかってよかったと思う。それも、妥協して決めたわけではなく、本当に満足しているから、向こう何年かは家探しで苦労する必要もなく、ラッキーだったなーとつくづく思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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