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家に帰ってきたら、ニコちゃんが庭に寝転んで、昼ごはんを食べていた。すごく天気が良くて、芝生の上にねっころがりたくなる気持ちもわかるが、行儀が悪すぎる。
ニコちゃんは、私の顔を見るなり、「ママ、今日、算数のテストで、1をもらったよ!」と報告してきた。正確には、1-で、簡単な掛け算の問題なのだけど、それでも、ニコちゃんが1を取るということはビッグニュースで、「おめでとう。頑張ったね。」と褒めてあげた。 その後、ニコちゃんの担任から電話があった。 何事かと思ったら、ニコちゃんが週1で通っている学習障害センターの主任から担任に連絡があったそうで、その件だった。 「私からは、ニコの現状に満足しているということを伝えました。ニコは現在、教室の一番まえに座っています。おとなしい子が隣です。そういう環境だとニコはちゃんと授業を聞くことができます。たまに集中力が途切れるので、「ニコ、ちゃんと聞いてね。」と声掛けをすると、また大丈夫になります。学力的にも問題はないと伝えました。」と言われた。 学習障害センターの主任からも電話があった。 「今週の金曜日でニコの補習授業は終了しますが、今後のことを話しあいたいのであれば、水曜日に来てください。」ということだった。今週の木曜日から3週間、主任が休暇を取るので、今しか時間がない、ということだった。しかし、話し合いをしたところで、これ以上は規定(10時間)で補習授業は受けることができないし、今まで話したことと同じことの繰り返し。それで、主任からは「では、3年生に進級したあとに、ニコと両親と私のみんなで顔を付きあわせて、どんな状況か、フォローアップをしましょう。」という妥協案が提示された。 ニコの担任の先生には、「ニコの宿題を手伝うのは、最高50分と決めてください。それ以上は無理やりさせても、本人の集中力が続かないので、ほっておいてもいいです。」と言われた。私がニコちゃんの宿題をさせるのに2時間も3時間も費やし困っていることを、たぶん学習障害センターの人から聞かされたのだろう。担任からお墨付きをもらって、肩の荷が軽くなった気分だ。 ニコちゃんの担任の先生は、若い女性の先生で、いつも子供のいい面を取り上げてくれて、決して子供にネガティブなことを言わない優しい先生、という印象を私は持っている。 しかし、一緒に私と学校に通っている人の近所にニコちゃんの同級生のMくんが住んでいて、Mくんのお母さんは私のクラスメートに、担任から心ないことを言われ、親も子供もを傷ついている、と愚痴を言っていたそうだ。ニコちゃんとは幼稚園でもおなじクラスだったMくんは、おとなしくて、勉強もできるし、模範的な子に私にはうつっていた。ニコちゃんより1学年上のはずなのに、幼稚園に1年長く滞在して、入学はニコちゃんと一緒だった。 彼は、筋肉の病気で、年々悪化し、鉛筆を持ったり、ハサミを持つことさえ困難になってきたのだそうだ。それで、担任から、「普通学級では無理だから、障害者の学校にいくことを勧める。」と言われたらしい。クラスの子も知ることになり、「やーい、障害者!」とからかわれるようになったというのだ。そんな話、ニコちゃんからは聞いたことがなくて、びっくりした。ニコちゃんは、たまに、Mくんと遊んだ、とか、Mくんは子犬を買うことにしたんだって、いいな~、とか、そんな話はしていたが、Mくんが学校を変わるかもしれない、とか、いじめられているとか、聞いたこともなかった。Mくんは、友達からも笑いものにされて、学校に行きたくない、と毎日家で泣いているのだそうだ。担任の先生がそんな配慮のないことをするなんて想像できないし、ニコちゃんやMくんと幼稚園で同じクラスだった子はクラスに6人いるのだけど、そんな意地悪を言いそうな子はいないし、みんなMくんと仲良しだと思っていた。 ニコちゃんがもしこのことを知らなかったら、余計なことを吹き込みたくないから、直接はニコちゃんには聞けない。「クラスでいじめとかない?ニコちゃんはお友達が嫌がることはいっちゃダメだよ。いじわるなことをいう子がいたら、やめなさいって言ってね。みんな、仲良くしようね。」ということぐらいしかできない。ニコちゃんは、一緒になってMくんをからかっていないと信じたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月18日 21時51分34秒
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