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私の一番の弱点はドイツ語会話力。自分の発音や文法に自信がないので、ついつい声まで小さくなってしまうし、語尾や文末を濁してしまうので、余計伝わりづらい。
先月、ニコちゃんのクラスでドイツ語の書き取りのテストがあった。事前にテキストが配られ、来週テストをするから、家で練習してください、というお知らせも持って帰ってきた。毎日無理やり練習させたかいがあって、ニコちゃんの成績は、1-2。1ヶ所ミスをしただけだった。ニコちゃんは、それまでの書き取りテストの点数がかなり悪かったので、ものすごい躍進だった。先生は、「君のことを誇りに思うわ」というコメントまで付けてくれた。 今日もまた書き取りテストのお知らせをもらってきた。それで、嫌がるにこちゃんを座らせて、練習をさせた。私がテキストを読み上げ、それを書き取らせるのだが、私の発音が悪いので、ニコちゃんは混乱してしまう。 「1つの」という意味で、「einem」 「einen」という冠詞が何度も出てくる。日本語で書くと、どちらも「アイネン」になるのだが、「m」の時は、口を結んで「ン」と発音し、「n」の時は、口を閉じずに「ン」を発音する。私があまり気にしないで、「アイネン」と適当に発音してしてしてしまうと、私の意図とは反して、唇をくっつけて発音している時は「m」、そうでない時は「n」とニコちゃんはきっちり分けて書く。 「verwendete」という動詞も出てくるのだが、ニコちゃんは、「verbendete」と書いていた。これが、恵子や賢浩なら、「そんな単語ないよな。あー、そっか、ママはWとBを言い分けることができなから、間違えたのか。」と自分の中で修正してくれるが、ニコちゃんはそこまでできないので、耳から聞いたままに書いてしまう。ニコちゃんのスペルミスを見つけて、私が聞き取りの練習をさせるのは良くないのではないか、と心配になってきた。 ドイツ語の本をたまに読んであげるのだが、ニコちゃんに読み間違えをたまに指摘される。間違った発音がニコちゃんに刷り込まれてしまったら困るし、私がドイツ語の本を読み聞かせするのはかえって良くないことなのではないかと思うことがよくある。 賢浩は、10月に1週間の職業訓練を受ける。クラスの子は、ほとんどが、既に研修先を見つけている。賢浩は、まだ何もしていない。「いい加減に応募書類を送りなさい」ときつく言ったら、ようやく重い腰をあげて、希望の銀行のオンラインページを探し始めた。オンラインで応募できるのだが、志望動機を書かないといけないことがわかった。こういうふうに書いたら?と私が日本語で草案を作り、賢浩がドイツ語に作文した。しかし、そのドイツ語があっているのか、応募書類にふさわしい書き方なのか、私には判断できないので、ドイツ語の先生か恵子に聞いてみなさい、と伝えた。それが3日前なのに、まだ誰にも聞いていないという。これが日本語だったら、簡単にアドバイスできるのに、ドイツ語の壁は大きすぎる。同じ銀行に応募した子が隣のクラスにいるそうだが、その子は、願書がうまくかけていなかったという理由で、落とされたそうだ。ちゃんとした文章をかけないと、14-15歳であっても、相手にされないということらしい。 あーあ、ここが日本だったら、こんな苦労しなくていいのに・・とついついネガティブなことばかり考えてしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年06月12日 05時17分53秒
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