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カテゴリ:子供
金曜日に賢浩はクラスメートの15歳の誕生日に呼ばれていた。しかし、夕方にブラスバンドの練習があったので、練習後直接トランペットのケースを持ったまま友達の家に行った。25人も招待され、ほとんどの子は主催者の家に泊まったようだが、賢浩は今週末はブラスバンドの合宿練習があったので、夜の11時頃家に戻ってきた。
土曜日は朝9時に集合がかかっていた。しかし、賢浩は8時過ぎても起きてこなかったので起こした。まだ荷造りもしていなかったので、ものすごく慌てていた。かばんの中に入りきらなかったものをトランペットケースの隙間に入れようとして、トランペットケースを開けたところ、中からウォッカとビールが出てきた。友達がいたずらをして賢浩の知らない間に隠したようだ。もし知らずに合宿に行っていたら大変なことになっていた。しかし、そもそも15歳の誕生日でなぜウォッカやビールがあったのかそちらのほうが気になる。問い詰めたら、「スタンダード」と悪びれもせずに言った。どうやら賢浩も飲んだようで、朝から「気持ち悪い」と少々二日酔い気味。これで合宿に行くなんて最低だと思った。恵子に聞いたら、「XXXの誕生会でもゼクト(スパークリングワイン)があったし、よくある話しだと思う。」とのことだった。うちの子供達はみんな乗り物酔いしやすいので、賢浩は車の中で吐いてしまわないかと心配になったが、それは大丈夫だったらしい。合宿ではバーベキューをしたり(結構肌寒い日だったが)、ゲームもしたが、練習が中心で疲れた、と言っていた。 賢浩は町のブラスバンドの青少年部に所属していて、今回の合宿の費用もすべて町が負担した。16歳から大人の部にも入れるのだが、それには1年間先生について習う必要がある。先生からのお墨付きがあって初めて大人の部に入会できる。しかし、賢浩は1年前に個人レッスンをやめてしまった。合宿で指揮者に大人の部に入ることを勧められたらしい。それで試験を受けたいので、また個人レッスンを再開してもいいか?と聞かれた。個人レッスンをやめた理由は家で全くレッスンをしないから。ここ2年間ぐらい賢浩が家でトランペットの練習をしているのを見たことがない。私としては、家でも練習するならレッスン費用を出すが、練習する気がないけどレッスンだけ受けたいのであれば自分で費用を払え、と伝えた。それで、自分で払うのならやめる、と賢浩が決断したのである。 私は賢浩がトランペットを続けるのには賛成だし、ブラスバンドに入って本当に良かったと思う。しかし、家で全く練習しないのに、個人レッスンに月1万円払うのはバカバカしいと思っている。賢浩はトランペットが好きだというけど、傍から見ているとそうは見えない。ニコちゃんのピアノもそうなんだけど、やる気が見られなくて、子供の習い事にはイライラさせられる。 子供の習い事は、子供がレッスンに通うのは好きだが、家で練習する気はないし上達したいという気持ちもみせない、という場合が一番判断に困る。継続は力なりと考えるべきなのか、お金の無駄遣いなのかわからない。 楽器ができることは素晴らしいことだとは思うが、音楽はお金がかかる習い事には違いない。もう少し家で自主的に練習してくれたら、喜んで通わせるのに・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年06月22日 04時02分05秒
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