|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日、バイオリンを拾ってくださった方の家に受け取りに行ってきた。
すごく気さくな方で、「どうぞ」と言ってリビングルームに通してくれた。 リビングルームには、チェロ2つ、グランドピアノ、マリンバ、パーカッション、色々なサイズの笛があり、いかにも音楽家の家という感じだった。 彼女は「バイオリンが電車の中に置き去りになっていて、すごく気になったの。誰かが置き忘れたんだろうなーと思って家に持ち帰って持ち主に連絡を取ろうと思ったのよ。手がかりになるものが少なかったけど、名前と学校の印刷物が入っていて、XX大学の学生なんだなーって確信したの。それで、GoogleやFacebookで名前を調べたのだけど、該当者がいなくて、困ってしまったわ。バイオリンもすごく高価なものだったら困るから一応調べたのよ。ストラスバリではないけれど、個人的には価値のあるものだろうから、早く返してあげないとって気になって、XX大学の学生ならXX市に住んでいるに違いないって思って、XX市の警察に電話したってわけ。ちょっと探偵になった気分だったわ。」と説明してくれた。 私はてっきり彼女の地元の警察に届けて、ドイツの警察からスイスの警察に連絡が行ったのだと思っていたが、彼女は直接スイスに電話したそうだ。XX市の警察もとても親身になって恵子の居場所を探してくれたそうだ。恵子は住民登録表に電話番号を記載していなかった(登録時には、まだスイスのSIMカードを買っておらず、スイスでの電話番号を持っていなかった)ので、夜中ではあったけど、恵子のWGに本人確認に出向いた、というのがことの真相。学生なら夜中の1時でも起きているだろうと判断したのだろうか?まあ、何時であっても、早く知らせてもらったほうがよかったので、こちらとしては本当にありがたい話だった。 Facebookに登録するのは危険だと思っていたのだけど、もし恵子がFacebookに実名で登録していたらもっと早くに連絡がついていたわけで、そう考えると、Facebookを利用するというのは実はそれほど悪いことではないのだなーと思った。私が偏見を持っていて、子どもたちに「Facebookには気をつけろ、むやみに登録しないほうがいい」と言っていたので、恵子はやっていない(賢浩はしている)。軽々しく自分の価値観を子供に押し付けてはいけないなーと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年06月28日 02時25分11秒
コメント(0) | コメントを書く |