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テーマ:海外生活(7774)
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ハイデルベルグに住んでいた時、恵子にはAちゃんというすごく仲の良い友だちがいた。Aちゃんには賢浩と同じ年の弟がいて、恵子、Aちゃん、賢浩、Aちゃん弟、私、Aちゃんママの6人でいつも遊んでいた。夏には6人で自転車に乗って(当時賢浩とAちゃん弟は2歳ぐらいだったので、二人はそれぞれのママの自転車の後ろに座って)3kmほど離れた町の屋外プールに行ったことを思い出す。
Aちゃんママは博士号を持つ頭脳明晰な人なのだけど、ものすごく気さくで、子育ても上手だなーといつも感心させられていた。子供の「なんで」という質問にも、いつも面倒臭がらず、わかりやすく丁寧に答えていた。Aちゃんママは私と賢浩には英語で話しかけてくれていたが、恵子には、ドイツ語で話しかけてくれ、恵子のドイツ語の間違いをいつもさり気なく直してもくれていた。私はAちゃんママとの出会いが、その後の恵子の成長に大きくプラスに働いたと思っている。私達も引っ越し、その後Aちゃん一家も引っ越し、だんだん音信不通になってしまった。 Aちゃんママは水泳が得意で、地元の水泳クラブにはいって活躍していた。Aちゃんを3歳の時から地元のスイミングに入れ、恵子も誘ってくれた。恵子は1年生まで水泳をしていたが、Aちゃんは、ずっと頑張っていて、3年生で引っ越した後も、引越し先のスイミングクラブに入って練習を続けていた。去年、恵子がAちゃんと再びコンタクトを取るようになり、その後のAちゃんの様子を知ることができた。Aちゃんにはもともと才能があって、お母さんも熱心に指導したので、南ドイツチャンピオンになり、全国大会にも常連で出場するまでになっていた。 すべてが順調で、すごいなーと思っていた。 ところが、今年に入り、Aちゃんは失恋をきっかけに精神をやんでしまい、拒食症になって、現在入院している、と恵子から聞いてびっくりした。なんとAちゃんのママも強度の鬱を患っているとのこと。すごく明るくて、優しくて、ユーモアもあって、すばらしい家庭にも恵まれ、非の付け所のない人生を送っていたように見える彼女がなぜ?と思った。本当に信じられない。 今、私は子育て放棄状態。 にこちゃんにも賢浩にも手を焼いてしまい、子育てに対する自信もやる気もゼロ。 賢浩には何を言っても馬耳東風。家にいるときはほとんど自分の部屋のベッドに寝転んでスマホでゲームかPCで動画ばかり見ている。取り上げると、にこちゃんや物にあたるので怖い。 にこちゃんは、注意されるとすぐに癇癪を起こす。 もう本当に子供を注意するばかりの生活でうんざりする。注意しても逆ギレされるだけだし、子育ての意欲がどんどん失せる。このままではいけない、もっと子どもと向き合わなくては・・と思うのだが、まじめに向きあおうとすればするほどストレスが溜まる。 子供に好き勝手させるかわりに、面倒も見ない、という方がよほど精神的に楽だ。 Aちゃんママが心を病んでしまったのは、もしかして、頑張り過ぎが原因なのかもしれない。・・などと、ついつい自分を正当化させる理由に結びつけてしまう。 にこちゃんの面倒を見るのは本当に大変で、だんだん手に負えなくなってきた。 とにかく、自分の思うとおりにならないと、すぐにパニックになる。「落ち着いて」「大丈夫だから」と何度も声をかけるのだが、ものすごいヒステリー状態になる。日に日に悪化していくように思う。例えば、ピアノの練習中に間違いを指摘した時とか、宿題の答えを書く場所を間違えてしまったことに気づいて書きなおさなければならない時とか、「これをしてね。その後これもしてね。」と複数の指示を同時に与えてしまた時や、約束の時間がせまっていたりすると、手に負えない状態になる。なんでこんなちょっとのことでそこまで発狂するのか?と本当にうんざりする。これが注意欠陥障害に関係あるのかないのかわからない。一時は改善したかと思ったが、単なる勘違いだったのだろうか?いつかは自然に治るのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月04日 15時47分28秒
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