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今日、恵子が北京から戻ってくる。
今週、筆記と口頭試験があり、両方93点だったそうだ。 「思った以上に中国語に集中しちゃって、大学の試験勉強があんまりできなかったよー」と嘆いていたが、いつでもどこでも全力投球するのは恵子らしいと思った。恵子の成績はクラスで2番目で、一番良かった人は、60歳過ぎの日本人のおじさんだったそうだ。彼の筆記試験の点数は98点だったとか・・・。すごい! 私の学校の方は、今週から新たなコースが始まり、その人達と一緒に授業をうけることになった。今まで生徒が7人だったのに、今週からは21人になった。 昨日の授業では、保証期間の話になった。 ドイツで電化製品などを買うと、2年間の保証期間以内に壊れた場合は取り替えてもらうか無料で修理してもらえる。この保証期間は電化製品だけではなく、ほとんどの製品にあてはまる。先生が、「120ユーロで買った、アディダスのランニングシューズの靴底と靴の縫い目が、買ってから8ヶ月しかたっていないのにほどけてきてので、交換してもらった。」「革の靴の甲の部分が破けたので新しいものに交換してもらった」と言った。みんなは、「えー、何回も履いた靴を交換できるの?」と驚いていた。先生は、「靴底が減ったという理由では交換できないが、縫い目がほどけたとか革が破けるのは製品不良だから、交換できるんです。」と説明した。「それは高価な靴だったからできたんじゃないんですか?」と生徒の一人が質問したら、「いや、Deichmann(ドイツのディスカウントセンターみたいな靴屋)でも、僕は問題なく交換してもらいましたよ。」といった。「店員の中には、交換できないという人もいるが、それはその人が無知だからです。店によっては、うちの店の保証期間は1年ですというところもあるが、民法437,438条で2年間の保証が規定されているんですよ。店員に話しても交換してもらえなかったら、店長を呼び出してもらえばいいんです。」と言った。 しかし、ちょっと私には自分が何回か履いた靴を交換してもらう勇気はないなー。 また、「税とはなにか」という勉強もした。租税法3条には、「税とは現金で支払うもの」と書かれている。税金を払うお金がないからといって、労働でその対価を支払うことはできないのである。 生徒の一人が、「でも、私の知り合いの娘さんが、交通違反で300ユーロの支払いを命じられたのですが、まだ学生で払えなくて、親にも支払い能力がなかったんです。それで、30時間の社会奉仕をすることで、300ユーロを帳消しにしてもらってましたよ。」と言った。先生は、「それは、税ではなくて罰金だから可能なのです。」と説明した。 ドイツでは、犬税なるものもある。犬の飼い主は毎年犬税を払わなくてはいけない。生徒の一人が、「でも、犬の飼い主が申告しなければ、犬を飼っているかどうかわからないわけですよね。そういう抜け道をどうやって塞いでいるんでしょうか?」と質問した。すると、ほかの生徒が、「うちの近くでは、犬を散歩させていると、警察が、その犬の首輪に登録のメダルが付いているかどうか調べているよ。」といった。先生が、「警察は州に属しています。犬税は自治体の管轄ですから、警察が犬税の脱税を調べることはないです。チェックしているのはOrdnungsamt の人じゃないですか?」と言った。 毎日何かしらの知識が増えていくのが楽しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月24日 11時48分33秒
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