2238183 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ドイツでマルチリンガルを育てる

ドイツでマルチリンガルを育てる

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

カシオパイア

カシオパイア

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

チヨミ@ Re:マルチリンガル度数(08/28) 初めまして、ブログの愛読者です。お元気…
カシオパイア@ Re[1]:マルチリンガル度数(08/28) XXXさんへ 返事がだいぶ遅れてすみません…
XXX@ Re:マルチリンガル度数(08/28) ブログ再開されてうれしいです。お忙しか…
カシオパイア@ Re:お帰りなさい(08/28) 気づけば古い読者でしたさんへ こんにちは…
気づけば古い読者でした@ お帰りなさい 私も長らく欧州在住です。もう10年以上…

フリーページ

ニューストピックス

2015年08月01日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
ギムナジウムでは、10年生の時に、1週間の職業体験をする。研修先は自分で見つける。すでに2月に説明会が有り、履歴書の書き方なども習ったのに、賢浩は7月まで何のアクションも起こしていなかった。終業式の時点で研修先が決まっていないのは賢浩だけだったらしい。

賢浩は、「銀行家になりたい」らしい。理由は「給料がいいから」だそうだ。「それなら、歯医者の方が儲かるらしいよ。」と水を向けると、「他人の口の中など見たくない。」と言い放った。まあ、そもそも成績も良くないから、医学部に行ける望みはないけどね。

早くから、Sparkasseで研修をしたい、と決めていたのに、結局応募したのは7月20日月曜日。Sparkasseからは、「締め切りが過ぎており、応募は受けられない。」とすぐに返事が来た。
それで、Volksbankにオンラインで応募したところ、書類を持ってきてください、と7月22日水曜日に地元支店の行員から電話がかかってきた。
24日金曜日の夕方に私が「もう書類を持っていった?」と聞いたら、「明日持っていく」と賢浩は答えた。「えっ、明日って土曜日だよ。銀行はしまってるよ。」と言ったら、「えっ、そうなの?」と驚いていた。銀行で働きたいとか言ってる割には何にも考えてないんだなーと情けなくなった。「今日は午後ずっと家にいたのに、何してたの?」と聞くと、「疲れてたから寝てた。寝るほうが大切。」と悪びれもせずに言った。全く何を考えているんだか・・・・

結局賢浩は、自分の応募書類を今週の月曜日に届けた。
賢浩は、「Volksbankは締め切りとかないんだって。ここの支店では研修はできないけど、他の支店に書類を転送してくれるって。」と喜んでいた。「でも、もしダメだったらどうするの?来週香港に行って、新学期が始まるまで帰ってこないんだよ。研修は10月でしょ。間に合うの?」と聞くと、「そっか、そういうことを何にも考えていなかった。」といった。全く、どこまで脳天気なんだか・・・。
この1週間の研修が就職につながるわけではない。ただ、自分の興味のある職業を知る上では、またとないチャンスではある。もう少し、真剣に考えて欲しかった。

翌日、賢浩は「ママ、僕、地元の獣医に応募書類をメールで送ったよ。すごいでしょ。」と自慢気にいった。「なんで獣医?」と聞くと、「動物が好きだから。」といった。
昨日の夕方6時過ぎに、「ママ、ママ、大変。ちょっと来て!」と部屋に呼ばれた。
獣医さんからメールがきていて、「応募してくれてありがとう。来週の月曜日に電話ください。」と書かれてあった。「ママ、来週の月曜日に電話できないよ。どうしよう」と言われたので、「いないかもしれないけど、今電話してみなさい。」とアドバイスした。幸いつながった。

電話のあと賢浩は「ママ、研修できるだろう、って言われたよ。100%ではないけど、たぶん大丈夫みたい。また連絡くれるって。」と大声で嬉しそうに報告してくれた。「でも、夏休み中ずっといないってことを言ったの?」と聞いたら、「うん、おじいちゃんが死んで、葬式に行かないといけないから来週の月曜日にいないことと、おばあちゃんが一人でかわいそうだから、夏休み中ずっと一緒にいてあげることにしたので、9月の半ばまで戻らないって説明した。」といったので、びっくりした。「えーなんでそんな縁起でもないことを言うの!」と叱ったら、「しかたないじゃん。研修先も決まってないのに、夏休み中ずっとドイツにいないなんていいづらいじゃん。」と開き直っていた。でも、親戚の法事で・・・という言い訳は、インターナショナルなんだなーと妙に感動した。

「でも、やっぱり、銀行でやってみたいなー。もし、あとから、Volksbankからも受け入れOKの返事をもらったら、こっちをことわってもいいのかな?」と悩んでいた。

しかし、悩む必要はなかった。今日Volksbankから「あなたの希望する日時での研修はできません。」という手紙が賢浩が提出した応募書類とともに送られてきた。別に成績表は添付する必要がなかったので、応募書類は履歴書と志望動機を書いた送り状だけ。送り状はドイツ語の家庭教師にチェクしてもらったものなので、問題があったとは思わない。断られた理由は、もうすでに、別の子が応募して、すでに定員が埋まっていたからだと思う。本当にバカだな~と思う。本当に研修をしたかったのなら、もっと早くに応募すべきだった。少し落ち込んでいる賢浩をみても、「自業自得」という言葉しか浮かばない。

あとは、獣医さんの事情がかわらないことを祈るのみ。

昨日、恵子から「2022年のオリンピック、北京に決まったね。」というメッセージがきた。
「2020年は東京でだよ。」と返事をすると、「知ってるよ。今から頑張って勉強して、両方のオリンピックで通訳のアルバイトができたらいいな。」と書いてきた。「うまくいけば、2020年は博士課程中だから、東京の大学に留学できているといいね。」と返信すると、「そうなれば、最高!」と返事が来た。夢があっていいなーと思った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年08月01日 22時36分11秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X