|
カテゴリ:カテゴリ未分類
2月に受けた健康診断の結果をまだもらっていなかったことと、少し気になることがあったので、近くの医者に行った。私の担当の先生は午前中しか診察していない。9時に行ったら待合室は溢れており、椅子がなくて立っている人もいた。来週からここの診療所が夏休みになることと、普段は他の医者にかかっている人がそこが夏休み中なので代わりにここに来ているケースもあり、いつもの2倍の患者数だった。
健康診断の結果は自分で取りに行かないといけない。しかし、受付で「見当たらない」と言われてしまった。私の番になり名前を呼ばれて、なぜ見当たらなかったかわかった。私の友人と私の名前はすごく似ている。ローマ字1字違い。それで彼女のカルテと私のカルテを間違えていた。 2月の健康診断の結果も今日の診察結果も異常なしだった。強いて言えば少々白血球が少ないようだ。 待合室で雑誌を読んでいたら、難民問題の記事が目についた。 テレビでも連日ギリシャのコス島やマケドニアのカオスの映像が繰り返し流れている。 ギリシャのコス島はリゾート地。トルコのアナトリア半島の近くに位置している。パキスタン、アフガニスタン、シリアからの難民は、陸路トルコまで来て、そこから海路ギリシャに渡る。先週だけで20000人以上の難民が来たそうだ。コス島で難民申請をし、とりあえず1ヶ月のギリシャでの滞在許可が出ると、船で本土まで連れていってもらえる。しかし、大半の難民の最終希望目的地はドイツ。ギリシャからマケドニアに行き、そこからハンガリー行きの電車に乗り、さらにオーストリア、ドイツに向かおうと考える人が多いようだ。マケドニアの駅では、ハンガリー行きの電車に難民が殺到。あるインタビューで難民の一人が「セルビアやハンガリーは嫌だ。オーストリアかドイツに行きたい。」と答えていた。命からがら逃げてきたという印象はない。 でも一番びっくりした映像は、コス島のビーチに寝転ぶ観光客のすぐ近くで、難民たちが海で洗濯している光景。観光客はインタビューで「リゾート気分が損なわれるから、来年からは違う場所に行く。」と答えていた。もちろん人の命のほうが大切だけど、観光業者にとっては営業妨害だ。 ドイツではそこまでのカオスはないが、それでも押し寄せる難民の対処に苦慮している。 ギリシャは国自体が多額の債務を背負っており、難民に給付するお金がない。しかし、ドイツに来れば難民には一人1ヶ月に143ユーロの「お小遣い」が支給されるという。こういう情報も彼らは持っているのだろう。 高額の手数料をとって難民を手引きする人がいる。武器を買うお金はあるのに、福祉に使うお金はない国がある。人々が築きあげたものを易易と破壊する集団がある。何かが間違っていると思うのだが、どう正せばいいのかわからない。平和を実現するということは、そんなに難しいことなのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月19日 05時01分00秒
コメント(0) | コメントを書く |